マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

箱根駅伝観戦記(その1)

2011年01月06日 | 

 1月2日、箱根駅伝観戦の為、朝7時40分には自宅を出発しました。強羅にある宿泊先「文の郷」に荷物を預け、観客の多そうな「宮の下」は避け、「小涌谷」まで引き返し、この駅近くの踏み切りを観戦場所に選びました。ここへの到着時刻は12時20分頃。先頭ランナーの通過予定時刻は12時55分ころとの予想ですから、30分ほど前に到着したことになります。
 携帯ラジオを聞くと、4区まで早稲田が独走し、東洋大は3位で、早稲田との差は2分54秒で、柏原に襷を繋いだとのこと。箱根の坂に差し掛かるにつれ早稲田との差は徐々に詰まっているとの情報も。私だけでは無いでしょうが、多くの人が予想した通りの展開に満足し、後はどこで柏原が早稲田を捉えるかに気持ちを集中して、先頭のやってくるのを今や遅しと待っていました。待ちながら考えていたことは、各選手の力走姿を撮ることと、私自身がテレビに映ろうという不埒な考えでした。
 実は家人が数人の方に「小涌谷駅付近くの踏み切りで観戦」とのメールを送信していました。私がテレビ画面に登場するかしっかり観ていますとの返信も来ていたので、私としても何とかその痕跡を残そうと考えたのですが・・・。

 私の観戦地帯を先頭で通り過ぎて行ったのは早稲田猪俣でした。この場面は写真に撮りました。すぐ気になったのは柏原とのタイム差です。腕時計に気がいってしまい、自分がテレビに映ろううなどとの気持ちはすっ飛んでしまい、柏原撮影も一瞬忘れ、腕時計だけに気を集中していました。柏原がやってきて慌ててカメラを向けたのですが、平常心を失った為か、カメラの機能が旨く作動せず、撮影不能に!彼の撮影だけ出来ませんでした!(5区1位通過の早稲田猪俣選手)

 どこもそうでしょうが、ここでも各選手が通り過ぎるときは大声援が飛びます。最終ランナー通過までに10分ほどの時間が掛かったと思いますが、あっと言う間に全校が駆け抜けていきました。(5区3位通過の東海大学早川選手)
 




 往路の結果は、東洋大が1位でしたが、2位とのタイム差は僅か27秒差。これが結果として早稲田の18年ぶりの総合優勝に結び付きました。実は今年も柏原が大逆転の激走をしたのですが、2年前ほどの興奮はなく、逆転して当たり前との感覚で受け止めていました。私も含めて、多くの人が、勝って当たり前との期待感を持っていたことでしょう。その事が
彼に重圧を掛けて来たのだと思います。長い間の絶不調のときを乗り越えてようやく到達した逆転劇のインタビューに彼の涙がありました。