マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

平城京跡

2011年12月01日 | 

 今、京都駅前のホテルにいます。山とは違ってインターネット環境が整っていますから、そこからのブログ投稿です。
 
3泊4日の、奈良から京都を巡る今回の旅は、家人の計画に私が乗ったもので、11月30日(水)の朝8時3分、東海道新幹線で東京を立ち、京都で奈良線”みやこ路快速”に乗り換え、12時3分奈良に到着しました。自宅から5時間での到着。奈良では平城京跡・東大寺ミュージアム・興福寺・新薬師寺・ならまちなどを訪れました。
 最初に訪れたのが平城京跡。平城京跡地は近鉄奈良線でここを通る折に車内から何度か眺めていて、2010年に完成した大極殿も車中から、遥か彼方に望みました。何時かは訪れて見たいと思っていたこの地をようやく訪れることが出来ました。
 奈良駅から出る、西大寺行きのバスに揺られること20分で目的地到着ですが、その二つ前のバス停の名前が”法華寺前”で、車中からその山門が見えます。昨年春、4月7日にたずねた法華寺にこの様な形で再会するとは思っても見なかったことで、それだけこの近辺の地理に不案内ということです。兎も角点と点が繋がりました。

 バスを降りると、間近に色彩鮮やかな大極殿が見渡せ、彼方に朱雀門が望めます。それにしても広大な、広々とした跡地です。最初に見学したのが宮内省関係の復原建物。現在の宮内庁の役割を担ったお役所です。暫し眺めているとボランティアの方がやって来て、説明をして下さり、質問に答えてくれます。710年完成の平城京のこの地に7000人もの役人が働いていたことや、建物の殆どは当時の工法に従って復原されたことなどを知りました。(写真:大極殿)



            (遠く大極殿を望む)



 大極殿から朱雀門まで歩きながら、この地の広さを実感しました。両門は南北に離れること1Km弱でしょうか。途中30cmほどに盛られた小高い平地が続きます。近鉄線の踏み切りを越えると朱雀門。大きな門を見上げていると、ここでもボランティアの方が説明を加えてくれます。この跡地は1998年に世界遺産に登録され、同時に朱雀門も復原されたこと、現段階では当時の平城京の30%くらいしか発掘されていないことなどを知りました。(写真:大極殿から朱雀門へ至る道)




             (朱雀門)



      (朱雀門から大極殿を望む)


 平城京跡地周辺で多くのボランティアの方に出会いましたが、どなたも親切・丁寧。帰りのバス停の位置も教えられ、往きとは違う路線のバス利用で、一筆書きでJR奈良駅へと戻って来ました。
 バス中で、1300年も前に造営された平城京の巨大さを思います。その宮も80年持たずして長岡京へ。更にそこから10年後、平安京へと遷都されました。中央集権国家が多くの人々を強制的に働かせ、歴史的意味はあるにせよ、大きな無駄使いがなされたと私は思います。
 今回の旅で私達が辿るのも奈良から京都へで、今京都に到着しました。