マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

十勝を巡る

2013年10月03日 | 

 北海道への旅ブログの最後に、十勝地方の、これはというお店やスポットを記しておきたい。北海道の現状が垣間見えればと思いつつ・・・。

 ①「藤丸デパート」・・・北海道では、札幌などの主要都市を除いて、地方都市のデパートは壊滅状態にあるという。その中で、奇跡的に帯広には藤丸デパートが一軒だけ残った。藤丸デパートが、バス仕立で、釧路や中標津から数時間掛けての、
ここまでの買物ツアーを企画したところ、大好評で、時に3台ものバスが連なったと、本には書かれている。私達は、そのデパートを見学したくて、10月1日(火)に帯広駅そばのここに寄った。思った以上の売り場面積を持ち、地元製品のみならず、全国区の商品も多数置かれていた。帯広名物「豚丼」のタレなどを購入し、昨日の夕食は、そのうち豚丼のタレを使って、「コシヅカハム」の豚丼を味わった。

 ②「目分料」・・・十勝清水町にある、十勝を代表する蕎麦屋。”蕎麦通”などと自慢する積りは毛頭無いが、長年、旨い蕎麦屋があると聞けば、遠くへの道を厭わない我が身。今回は息子の運転に任せた。帯広市の西北に隣接する十勝清水町までは車で40分の距離。北海道の人間にとって、この程度の移動時間は問題では無いらしい。停車しているナンバープレイトを見ると、移動時間2時間半は掛る”札幌”車が何台も見られた。
 蕎麦粉は、
ニセコ、滝川、沼田、幌加内、美深、斜里、音更などの道内のそば栽培地から仕入れ、一日200食の限定食は午後2時には完売となる日が多いと言う。
 今回も2年前と同じ「あいのりそば」を注文。普通のダシと合鴨のダシの二つで味わえる大盛り。実に美味い蕎麦をお腹いっぱい食する事となる。その量は上田「刀屋」を彷彿させる。
 ”目分料”のいわれは、蕎麦粉などの量は、計量器での測定量よりも、長年の経験と勘がそば打ちには必要という意味を込めて「料」としたとメニューには書かれていた。(写真:あいのりそば。1200円)

 ③「天空カフェ」・・・十勝平野を見降ろす、芽室市の「新嵐山スカイパーク」の展望台に、俄か仕立てのカフェが出現している聞いて、十勝清水からこちらに廻った。その名は天空カフェ。少しでも、市を、街を活気あるものにしようとの涙ぐましい営業努力と見た。残念ながら雨模様で、十勝平野はやや霞んでいたが、その広大さは見てとれた。多量のローストビーフの盛るランチは1500円で、地元産の柔らかい肉だった




          (天空カフェはテント張り)


      (展望台から十勝平野を望む)


       (スキー場は現在放牧地)

 ④「柳月」と「六花亭」・・・帯広は菓子の街としても名高い。そのなかでも柳月と六花亭が全国に名を知られた名店の双璧。どちらの菓子も安くて、非常に美味。柳月へは生産現場へ出掛け、お土産も含めて色々と買い込んだ。六花亭は新聞でも紹介されていたが、従業員の福祉・厚生を重視して、数人で休暇を取り、旅行に出掛ける際には補助金を出すそうな。立ち寄ったお店のコーヒは飲み放題で200円、ブルーベリーのケーキが190円というお安さ。
 
 帯広から新千歳空港までバス利用(所要時間2時間半。費用3300円)。結局、道内でJRは全く利用しなかった。来年の富良野での再会を約して帰路についた。(写真:柳月正面玄関)