マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

フレンチトーストを作る

2014年07月12日 | 身辺雑記

 この話、前置きが少し長くなる。
 富士神社の祭礼の賑わいは江戸時代を経て、明治・大正・昭和へと続いてきた。しかし、1945(昭和20)年の二度にわたる米軍の大空襲を受け、富士神社周辺も含め、本郷通り沿いは跡形もなく焼け野原となってしまったそうな。更に時は巡り、昭和30年代になると、街は見事な復興をとげ、多くの商店が立ち並び始めた。1983(昭和58)年にこの地に引っ越してきた私たちは、その一端を見たこととなる。
 更に時は巡る。その通り沿い一帯にマンションが建ち始めたのが昭和50年代後半。などと他人事のように書いたが、我がマンションはそのハシリの一つ。大型店舗の進出。バブルが輪をかけた。地上げが起こり、櫛の歯が欠けるように、商店は消え去り、今ではマンションが立ち並ぶ街道となってしまった。
 しかし未だ営業を続けているお店が数店ある。繁盛しているお店はごく少数だが、私達がよく利用するキムラヤパン店はそのひとつ。この店頭に時々「食パンの耳」が並ぶ。当然無料である。その大きさが半端ではない。下写真のごとき大きさ。重さを図るとなんと400グラム。この耳を見て、妻がフレンチトーストを作ろうと考えた。ネットで調べ、あるレシピを参考に作り始めた。時折私も参加している。以下は7月9日(水)に調理した一連の流れ。出来映えから書いてしまえば。手前味噌だが、軽い甘みと塩味がミックスして何度も味わいたい味に仕上がっている。(写真:本郷通りに面するキムラヤパン店)


      (左が食パンで、右が耳)

 レシピ
 ①貰って来たパンの耳は、それを3等分し、細かく刻んでおき、使用は1/3で残りは冷凍しておく。
 ②ボールに牛乳300グラム、卵2個、砂糖大匙1を入れ、よ~く攪拌し、泡が立つまで混ぜておく。
 ③玉ねぎを刻み、フライパンでしっかり炒める。
 ④ハム4枚を千切りにしておく。
 ⑤②の状態のボールに③、④を入れ、よくかき混ぜ他後30分そのままにしておく。
 ⑥フライパン中、にバターを入れて熱し、⑤の状態のものを入れて弱火で5分加熱。
 ⑦フライパン大、にバターを入れて熱し、⑥をひっくり返して、弱火で5分加熱。
 以上で完成で、③のタマネギやと④のハムは入れないでもよい。多くの家庭では普通省略するだろう。

 この調理は完成途上で、例えば③は今回初めて試みた。④は初め
ウインナーを用いたが、ハムの方が美味だった。砂糖の甘みと、ハムなどからの塩味とがミスマッチでないのが不思議なくらい。この料理の特徴は原価が安く済むという点。今回は原価計算をしたら250円だった。増税対策にもってこい。
 キムラやパン店とは30年の付き合い。店頭に”切れ端”が並ばないときは、気楽に「例のものまだ出ないの」などと声を掛けている。


       (レシピ②開始前)


      (レシピ③に相当)
    

       (レシピ⑤に相当)


        (レシピ⑦に相当)


          (完成)