北海道地震で被災されました方々にお見舞い申し上げますとともに、北海道の一刻も早い復興を祈念いたします。
信州旅行最終日の9月6日(木)、朝7時頃、私達は「ハーヴェストクラブ蓼科アネックス」で朝食をとりながらテレビを見ていた。その時初めて北海道で震度の高い大地震が発生したことを知った。画面は、厚真町の山腹での多数の土砂崩れの模様を放映していた。
震源地から100Kmほどの距離にある帯広に住む息子へ電話したが繋がらなかった。程なくして息子から電話があり、「建物は少し揺れたが皆無事。ただ停電に困っている」との連絡。安心すると同時に北海道全域にわたる停電(ブラックアウト)に驚いた。それ以降は北海道の事を気に掛けながらの旅となった。 トモさんとは10時に茅野で合流。茅野⇒蓼科自由農園⇒富士見町「蕎麦にしむら」・「キャトル・セゾン」⇒ツルヤ軽井沢店⇒自宅 と回った。(写真:蓼科自由農園から望む八ヶ岳)
「にしむら」は昨年に続いての来店。そこの定食にケーキ付のコースがあり、そのケーキ選択の為にも、まずは隣接するキャトル・セゾンのショーウインドーを覗いた。果物を冠したケーキが多数置かれていたが、特に美味しそうなケーキが目に入り、その上に載る果物は何ですかと聞くと「イチジクです」とのこと。幼い頃は食した記憶はあるが、最近では滅多に味わわない果物。妻もトモさんもこれを是非と思ったのだろう「定食のケーキに選べますか」と聞いた。「選択肢には入っていませんが、向こうで聞いてみて下さい」の言葉を聞いて「にしむら」へ。(写真:キャトル・セゾンのショーウィンドウ)
ここは落ち着いた雰囲気の蕎麦屋さん。昨年と同じ定食を頼み、ケーキには「イチジク載り」を頼んだ。暫くの後「お持ち出来ます」との返事に喜んで、食後にコーヒーとケーキを味わった。(写真:にしむらの店内)
甘い甘いイチジクで、静岡県安城市から購入しているとの事。この店の果物へのこだわりは凄い。「にしむら」の娘さんが菓子工房を始めたことも知った。(写真:イチジクのケーキ)
富士見町から軽井沢に抜けるには幾つかのルートがあった。中部横断道は建設が進み、佐久から八千穂まで南に延びているらしかった。それには麦草峠越が良い。運転役のトモさんは何度か訪れた、好きなルートとかで、高度差はあり、カーブが50以上もある厳しいコースの峠越の道を選んだ。白駒池は最近人気が増したらしく、峠付近の駐車場は満杯の盛況。そこの係員に「峠を下ると高速入口はありますか」と聞くと、最近完成しましたとのことで、安心して峠を下っていった。(写真:国道299号線はメルヘン街道とも呼ばれる。国道では渋峠に次いで2番目に高い麦草峠)
気になる北海道のことは、スマホで色々と情報を探った。「電源再開には1週間はかかるでしょう」との事に驚き、まず心配したのは冷蔵庫とスマホのこと。帰宅したら直ぐにスマホ用のバッテリーを送ろうとか、電気は自動車から採っていたな、などと話しながらの走行だった。
中部横断道は静岡市と小諸市を結ぶ建設途上の高速道路で、上信道・中央道間も未完成。その様な場合は利用は無料で、今年4月に開通した八千穂⇒佐久南間は高速利用の効果で、予定時間を40分ほど早めてツルヤ軽井沢店到着。吉池より格安のものを多数購入して帰宅。トモさん有難うございました。
夜にも息子から電話があり、引っ越して6日目の自宅は停電が解消したとのことで安心したのだった。
今日の一葉:まだまだ咲き続ける団十郎もどきの朝顔