マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

シルバーパスと花電車

2011年10月02日 | 身辺雑記

 70歳になると、東京バス協会発行の、年間シルバーパスを2万円強で購入する事が出来ます。主として都営地下鉄・都電や都内運行のバスなどを利用出来ます。これを上手に利用すると、池袋や上野・都庁などへ、交通費の出費なしで行くことが可能です。
 例えば我が家からだと、都庁へは千石→(都営地下鉄三田線)→春日→(都営地下鉄大江戸線)→都庁前です。9月30日にこのシルバーパスを購入しておきましたから、10月1日(土)は朝早くから、これを利用して池袋の好日山荘で登山用ストックを購入した後、都電停留所東池袋四丁目まで出向き、都電の花電車見学との予定を立てました。
 池袋までは千石→(都営三田線)→西巣鴨→(都営バス)→池袋駅東口です。好日山荘は登山・アウトドアー用品の専門店で、1年前に東口から西口に店舗を移転させ、今が1周年記念セール開催中で、カード会員は、全品が1割引き。壊れてしまったストックを安く購入したかったのです。品数が豊富になった店内には格安商品も置いてあり、
3500円ほどで購入。

  その後、徒歩で東池袋へ移動しました。明治44年に初めて都電が走り始めてから今年で100周年。それを記念して、この日にも都電が花電車を走らせるのです。荒川車庫へ電話して得た情報から東池袋四丁目通過を14時半ころと踏んでいましたが、この停留所に着いて貼紙を見ると、15時40分頃の通過との事。そこで、ここで待つより飛鳥山で待とうと、気楽にシルバーパス利用して都電で飛鳥山へ。(飛鳥山公園前を行く花電車)

 飛鳥山は、到着20分くらい前から、この辺一帯は、花電車を一目見ようとする人々と撮影を目指す人達で、もの凄い人出でになっています。

 
 花電車、若い頃見た事がありました。私が幼い頃は都電が全盛を誇っていた時代です。最盛期には41もの系統の都電が都心を走り、総延長距離は213kmにも及びました
。その後、モータリゼイションの発達により、都電は交通渋滞の原因と見なされ、三ノ輪から荒川車庫を経て早稲田に至る荒川線の一系統のみが残されました。その荒川線の上を33年振りに花電車が走るのです。私と同じ様に懐かしさに駆られ見物に来た人も多かった事と思います。
(写真:100周年の飾り)


  待つこと久し。漸く花電車やって来ました。そしてほんの僅かの停車ののち、飛鳥山をあとに早稲田方面へと消えて去っいきました。(停車中の一瞬を撮影)


古来、稀だそうですが・・・

2011年10月01日 | 身辺雑記

 杜甫は、「曲江詩」の中で、人生七十古来稀なり、と詠んだそうですが、現代日本では70歳以上の人口は2120万人を超え、全人口の16・7%を占めるに到り、6人に1人以上が古稀通過者。古き時代には稀だったのでしょうが、現代では稀でもなんでもありませんが、幸いなことに、それを祝う風習だけは廃れていないようです。

 我が家でも、10月1日のこの日に向けて、家人曰く「今年はお誕生日プレゼントではなく、一席設けましょう」と。そこで私の希望する「イタリアンレストラン リセット」に出掛けることに相成りました。ご近所のこのレストランのオーナーシェフの室井克義さんは、日本を代表する北イタリア料理の名シェフです。ゆったり食べて飲んで2人で4ケタの支払い。家計費からの出費ではなく、家人のポケットマネー(?)からの支払いのはずです。

 妹夫妻からは日本酒が、息子夫婦からは焼酎セットが届きました。私の好物を良く知ったお祝いもので有難いのですが・・・。杜甫は”古来稀なり”の前文で「酒債は尋常行く処に有り」とも書きました。ご酒のお祝いを頂いて、これは、
外でツケで飲まないようにとの忠告かとも考えられます。妹からは「飲みすぎないように」との言葉まで添えられ、肝に銘ずべしです。