散歩道で拾った話…第九十二「バンの若鳥」

　今日の散歩道は寒かったです…。
鳥を撮るためにじっとしていたので完全に冷えてしまいました…。
あのマガモは今日も元気でカルガモの中に居ました…。
散歩しながらエサを撒いている方の話では…このマガモは今年生まれた子で…親は白いアヒルのような鳥とマガモ…つまり交雑種なんだそうです…。



へぇ～…。
それじゃぁ…このマガモとカルガモとの交配種だと…どんな鳥が誕生するんだろう…。
白いアヒルとマガモとカルガモ…それぞれの特徴が全部出たら…すごいことになりそうですねぇ…。

　さて…先日ＵＰした小さな鳥の正体が分かりました…。
ちょっと疑ってみていた…バンの若鳥でした…。
額板が発達しているので成鳥になる一歩前くらいでしょうか…。
背中の羽の色がまだ褐色なので…完全な成鳥ではないようです…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　色目や形がバンの若鳥にそっくりだけど…かなり上手に泳ぐので…水かきのないバンではないだろうと思っていましたが…今日…じっくり観察してみたところ…この小さな鳥にも水かきがないことが分かりました…。



　実は…よくよく見ると…泳ぎ方がカモ類とは異なったリズムを持っていたので…足を中心に撮れないかなぁと思い…しばらく観察していたのです…。
バンはこちらの動きに敏感なので…動くのを止め待ち続けたお蔭で…やっと足の部分が撮れました…。
画像のバンの足…分かりますか…？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　調べてみるとバンは水かきがなくても泳いだり潜ったりはできますが…前のめりでかなりぎごちないんだそうです…。
この子はカルガモに混じって遠目には同じスピード泳いでいましたから…結構…泳ぎは上手いですね…。
今日…近くで観察して…やっと水かきのあるカモ類とは違う…そのリズムが分かったくらいですから…。

あ～スッキリした…。

　バンを最初に見たのは…もう何年も前のことですから…きっと何代にも亘ってこの川に棲んでいるんですねぇ…。
それじゃぁ…何処かに別のバンも居るわけで…。

　成鳥になると全身が黒くなり…背中の辺りが緑がかってくる…。
繁殖期には額板の辺りが赤くなるということなので…doveはまだ写真でしか見た事がないのですが…想像するとかなり綺麗な鳥…。

うわぁ…早く見たいなぁ…。
それまであの場所に棲んでいてくれるかなぁ…。

これからが楽しみです…。