お洒落に料理皿の飾りに使う野菜だと思っていたレッドキャベツに食用と色素用の二種類があることを10月の農作業で教えて貰った。色素用は硬
くて食用には向かないが、カブなどの酢漬けの色付けに使えるというので農家で1個を貰い、何回かに分けて刻んで酢漬けにしてもらったとこ
ろ、時間が経つにつれてしんなりと柔らかくなり、漬物として立派な味の仕上がりになった。塩分もゼロだ。
レッドキャベツは形は小さいが巻きがしっかりしていてとても重く日持ちが良い。色素用は規格の選別も無く、コンテナにどんどん放り込まれて
取引先に運ばれる。清涼飲料水の着色用なので価格は安いらしいが、「漬物用」としても売り出したらどうだろうかと思いながら柴漬けのような
色の酢漬けを摘まんでいる。
鮮やかなワインレッドの成分は何だろう。ポリフェノールは含まれていないと思われるが、茹でるなりして色素を抽出したものに焼酎と氷を入れ
れば立派な?ワインになりそうだ。来シーズン、手に入ったら試してみよう。