JAの農作業支援で田植えの手伝いに行ったT農場さんから新米を分けてもらった。玄米から擦って真っ白になった『ゆめぴりか』がふっくら炊き上がり、つやつやと輝いている。今年は甘味を強く感じる。
5月中旬、太平洋方面から吹いてくるまだ冷たい南風の中で、代掻きの終わった水田のゴミ取り、ハウスからの苗運び、田植え機への積み替え、用水路での苗箱の洗浄、空の苗箱の納屋への運搬、田植え終了後の雑草防除剤散布・・・沢山の作業を都合のつく何人かで分担して半月ほど繰り返す。
もう6年目になった。
ほんの僅かな関りだけれど自分の手が掛かっていると思うとコメに限らず農産物を大事にしなければと思う。そして手にすることの出来る幸せを噛みしめる。
ある日の朝食 マーボー豆腐は前夜の残り
札幌と新千歳空港までJRで15分、苫小牧港まで車で50分。
札幌のベッドタウンだけれど、すぐ周りは水田と畑と防風林が広がり、ちょっと足を延ばせば自然の中の秋の稔りも目にできる。
34年前、エィッとばかりに住み始めた頃は山ぶどうもあったが、いつの間にか姿を消した。近年の急激な気候の変動が畑や森の実りにこれからどのような影響を与えるのか心配である。
朝の自転車散歩で拾った栗と近くの防風林で採った「コクワ」の実
キウイフルーツと同じ味がする。