今週の3日間は1年振りでO農場へ農作業に出掛けた。
ビート畑のツユクサの抜き取りと大根洗浄ドラムへの投入作業だった。
ツユクサは節でポキポキ折れ、根が残ると再び成長し、有効な農薬も無いので厄介だ。
離農跡地はどうしても数年は管理が行き届いていなかったりするので雑草が多いらしい。
久し振りの仕事前のミーティングの雰囲気が随分と違っていた。
JAからの派遣は自分一人で他は初めて会う若い男女が5人。洗い終わった大根をサイズ別に箱詰めする専従の女性は5人中3人が入れ替わっていた。
人材の手当を担当しているOさんの奥さんに聞くと、若い男女は農作業紹介アブリを利用して来ている学生さんが中心で、専従の女性の交代は人間関係があったらしい。
今回は朝のポタリングで通りかかった直売所で農産物を納めに来たOさんの奥さんとたまたま出会い、立ち話をしていて「来週、来れますか?」ということになった。
アプリのことを若者に聞くと、簡単な登録で希望する地域の求人先と作業内容がいくつも紹介され、その中から選んで応募し、経営主とのマッチングを待つシステムらしい。
学生さんの夏休みと野菜の収穫期が重なるので双方にとって都合が良い。
急な人数調整などに臨機応変に対応出来るので、O農場も暫くは利用するようだ。
このシステムが立ち上がったきっかけはコロナだったという。
仕事を失ったり出勤出来なくなった人への仕事仲介システムとして3年前にスタートしたとのことで、北海道では農業団体のホクレンがセンター機能を担っているとのこと。
各JAもこのシステムに参加出来るのでやがて置き換わってゆくのかもしれない。
前週に電話で調整するJAシステムに比べると便利だ。時代はどんどん変わる。
農家の人手不足は深刻だ。
住んでいる恵庭でも離農者の土地を周辺の農家が吸収し規模拡大が進んでいる。コメ、小麦、大豆、ビートなどの基幹作物の作業は機械化されても野菜の収穫・出荷調整は手作業に頼らざるを得ず一斉に始まる。
これまでの戦力の住宅街の奥さんと中・高年の仕事リタイア組に加えて、ワーキング・アプリに馴染んでいる若い学生アルバイトやサラリーマンの副業組が支える仕組みが確立されるといいなと思う。
記事の最後の段落の部分が大きく拡がり、何らかのシステムと共に制度化されるといいですね。
現代社会で思い悩む若者を含む様々な人たちの人生に大きな影響を与えたり、ターニングポイントにもなり得るような気がします。
身体的にはキツイですけどね。(笑)