5月に田植えが終わって、JAの農作業支援依頼も半月ほど休みだったが、今週は二日間、O農場さんへ早出し大根の選別作業に出掛けた。
来週も三日間だ。
雪が融けて4月の畑が乾いた頃にマルチ栽培(ビニールトンネル)を始めたものが、60日ほど経って出荷時期を迎えている。
選別作業は「水洗い」⇒「サイズ分別」⇒箱詰め⇒「出荷」。
「水洗い」と「サイズ分別」は自動化されている。
畑からコンテナで持ち込まれた泥付き大根を洗浄ドラムに投入するコンベアに乗せる作業を男二人で受けもった。
箱詰めは専属の女性4人。
大根は一日で大きさが変わるので、同じ時期に植えたものは大体3日間で収獲しなければならない。
そんなわけで、大根の作付面積は箱詰めの女性を何人くらい確保出来るかで決まってくるそうで、最近はどこの農家も人手不足に苦労しているようだ。
形の悪いものは包丁でカットして別途、箱詰めにするが、今回はその作業も経験した。
形、大きさがまちまちのものを20Kg程度になるように素早く詰めるのはなかなか難しく要領を得るまで時間を要した。
大根の収穫は播種時期が3~4日程度ずつ違うので、秋の漬物用大根が終わる10月まで続く。
ここらの農家は他に米、麦、大豆、ビート、野菜類(馬鈴薯、キャベツ、白菜など)を栽培しているのでいろいろな作業が組み合わされて行われ、米と麦を除く作物の雑草取りや収獲作業に農協から依頼を受けて出掛けることになる。
足腰と相談しながら何とか今年も続けたい。
O農場の秋蒔き小麦 あとひと月もすれば収穫が始まる。 2023.6.16
農家の作業はわからないなりに大変だな・・と思っていましたが想像以上の過酷(?)なものなんですね。
どの作物も大変な苦労や作業によってようやく店頭に並ぶことを考えると、現在の日本の食生活に関する体制を大きく変える必要があるのではないかと思います。
例えば形が真っすぐではなく多少曲がっているとかサイズが揃わないなどで廃棄処分となるものなどを思うと消費者も色や形やサイズなどにこだわらず無駄をなくすべきじゃないかと思うのです。
もちろん出荷できないとされるものの利用も当然行われていると思いますし、その量も増えているのかもしれませんが、あまりにも色や形、サイズなどが重要視されているのではないかと思うのです。
折角作った美味しいものが形だけが問題で捨てられてしまうという悲しい現状を考ええなくては・・・と。
余談ですが食べ物の中でトマトが一番好きな私は最近のトマトに失望することがあります。
万人に好まれるようにと甘さ、色、形やサイズなどに重点を置き、あの昔のトマトの味から遠ざかったものが多過ぎると思うのです。
私たちが昔食べたあのずんぐりとして反り返るような形で、切ると中身に粉が吹いているように見えたあのトマト・・・
本当にトマトの匂いがするあのトマト・・
先日、懐かしいトマトにちょっと似たものがありましたので思わず買ってしまいました。
多少は昔の思い出に繋がりましたがやはり改良された味でしたね。
それから最近はメロンなども低価格でも美味しいものも出回っていますが、私にはあの(?)「まくわ瓜」の素朴な味も懐かしく、あちこちで探したりすることもあるのです。
お疲れ様でした。
今週の僕は梅の収穫で大童。一本は20年前に亡くなった母が遺したもの。二本目の鉢植え桃色を地面に移したら、いつの間にか二階の天井を超える大木で実がどっさり。去年からはブランディー梅酒で、美味いこと!
ダンボールは使い捨てで、プラスチックは処理にお金がかかります。
Oさんもダンボールは値上げ予定だし、大根が農家から出荷される時は大きなコンテナになって欲しいと希望していました。現場を分かっている政治家、行政マンがいません。
まさに消費者が声を上げる時代です。
昔のトマト、アジウリ、ニラ・・・もう原種が無くなって復活出来ない時代になりました。糖度は上がりましたね。
少量ですが買ってきて梅干しを作っています。添加物の無い、素朴な原料の持ち味がいいですね。ブランデーとは洒落ていますね。