明日29日の午前4時からラグビーワールドカップのサモア戦だ。
負けた方が決勝トーナメント進出を断たれるだろう。
互角、やってみなければ分からない。
ラグビーは如何に「ゲインライン」を突破して陣地を取るかのゲーム。
最終的にボールを相手のインゴールエリアにタッチダウン(トライ)するかだ。
ここまでは大方は理解しているけれど、中継解説で全く取り上げないことで実はラグビーの見所なのは、ゲインラインに加えて、「アタックライン」、「ディフェンスライン」、「タックルライン」という4つの仮想ラインの関係だ。
TV画面で実際に手書きで入れて貰えれば、「あぁナルホド」とラグビーの見方、優劣が分かって楽しいと思うのだが。
ちよっと小面倒くさいけど4つの仮想ラインは次のような関係になる。
■ゲインライン;双方のプレーヤーの接点からサイドのタッチラインに直角に引いたライン
■アタックライン;攻める側がゲインラインに対して、それを突破するために作る斜めのライン
(加速が必要であり、攻撃の変化、自由度を高めるために、通常は〝深い〟ラインになる)
■ディフェンスライン;守る側がゲインラインに対して、それを突破されないように作る斜めのライン(攻めてくるプレーヤーに素早く接近してタックル出来るよう、通常〝浅い〟ラインになる。)
*深い、浅いはゲインラインに対する角度の大小。
■タックルライン;アタックラインとディフェンスラインがぶつかり合うラインで、このラインが攻める側も守る側もゲインラインを越えている所に作ろうと攻防を繰り返す。(優勢か劣勢かが分かる)
*アタックラインとディフェンスラインはボールの奪い合いで攻守がめまぐるしく変わるため、瞬時に作り変えていかなければならない。
中継では基本的な反則が説明され、ボールを持って独走するプレーヤー、キックの上手いプレーヤーなどがフォーカスされるが、実はそこに至るまでの4つのラインの織りなす攻防がラグビーの見所なのである。
セットスクラムとラインアウトの時のアタックラインとディフェンスラインは異なるので、それを見ていると4つのラインの関係が分かり易い。
自軍ゴールライン近くまで攻め込まれた時は、ゲインラインとゴールライン、タックルラインがほぼ一本に重なる関係になるので、意外とトライを取れない。
スクラムの組み直しが繰り返されるので、守る側は消耗するばかりだ。
双方のプレーヤーがもみ合っている時(接触)に4つのラインがどう形成され、変化してゆくか、TVの限られた画面では限界があるが、一度競技場で実際に見てみると理解出来る。
ゲインラインを一番突破し易いのは密集(セットスクラム、ラック、モール)やラインアウトの周辺であり、スクラムハーフやFW陣の肉弾戦が行われる。
キックはボールを相手に取られるリスクがあるが、ゲインラインを大きく越える戦術になる。
ラグビーのオフサイドはレフリーでしか分からない?ので無視してゲインラインをどう突破しようとしているか、それをどう守ろうとしているか楽しむのが一番!
フレーフレーJapan!!
【写真】
キヤップを被ったJapanメンバー。
今は国際試合の出場数がキャップ数になっているが、初期の頃のイギリスでは4ヵ国対抗戦(イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド)に出場する選手に、チームジャージーの端切れで作った小さなキャップが記念として送られた。
日本代表がサモアに僅差(6点はそうな
のかどうか?)で勝ちましたね。
ますます期待感も膨らみますね。
私のような素人はただただボールの行方
や疾走する選手とタックルする選手との
激しい激突・・スクラムでの攻防・・
そして
トライ後のコンバージョンキックが決ま
るか否か?・・そしてドロップキックが
鮮やかにゴールバーを越えたときの痛快
感などを楽しむだけですが、さすがに
選手としての経験者の見方は違うんですね。
>TV画面で実際に手書きで入れて貰えれば・・・
言われてみればこれはそのとおりですね。
水泳の大会で新記録ラインが画面に示さ
れるように・・・
恥ずかしながら今朝は寝過ごしました。
昨晩、隣町まで日ハムのエスコンフィールド最終戦を観てきて、普段より相当遅い時刻に寝ました。
気合いが入っていなかったと反省?です。
どちらが勝っても接戦だろうと予想していましたので良かったです。
次のアルゼンチンは強敵です。
恥ずかしながら、寝坊して観ていません。
文科系さんのコメントでどんな試合だったかが大凡想像できました。