2013年7月の檜山旅
・7/21 恵庭→札幌→(バス)→函館 (Mさんの「自遊旅」)
・7/22 函館→江差 60Km(ふじや旅館)
・7/23 江差→上ノ国 15Km(「花沢温泉」公園野営)
江差から日本海沿いに南の上ノ国へ向かった。途中、江差で最初にに暮らした下宿に寄ってみた。海岸に面した津花町の漁師のEさん宅で、その昔にヤン衆部屋として使った3畳間が沢山あってサラリーマンが5~6人下宿していた。
訪ねた時はすっかり建て替えられ、親戚の人が住んでいた。Eさんは亡くなられ、息子さん夫婦は漁師を辞めて函館に出たという。朝食に山盛りのイカやアワビの刺身が出るという贅沢さだった。
《ここから上ノ国》
江差と上ノ国の境界から幕末に松前藩がアイヌとの戦いに備えて築いた「館(タテ)」跡が点在する夷王山を臨む。日本短角種という茶色の肉牛の繁殖センタ-があり、仕事でよく出掛けた。
《「夷王山」山頂付近 博物館に和人とアイヌの戦いの歴史が展示されている》
《「館」跡が数多くある》
《「夷王山」神社》
上ノ国町も歴史は古く、市街地には江戸時代の記録で1560年頃の建立とされる国の重要文化財の『上国寺』がある。
「夷王山」にはキャンプ場が無いので、博物館の人に空き地にテントを張って良いか聞いてみると、「構わないけれど、ここらは熊の巣ですよ」との返答。恐れをなし下山した。
あちこち捜して市街地の公園に町営の日帰り簡易入浴施設を見つけた。温泉は残念ながら休日だったが、近くの公園にテントを張ることにした。
函館の『自遊旅』のMさんのアドバイスを思い出した。「子供の遊具は無いこと」「トイレ、水道があること」よし、大丈夫だ。
キャンプ場以外の場所で野宿は初体験だったが朝方にドキッとすることで目が覚めた。
(つづく)