楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

空々しい“ワンチーム”

2020年03月17日 | 日記

2年前に台湾を自転車で一周したことがあった。台湾人が親日的であることは聞いていたけれど、いろいろな場面で助けて貰って無事に旅を終えることが出来た。

交差点で隣のバイクの女性が銀行への道を先導してくれたり、夕闇の山中で宿が見つからず途方に暮れていたら通りかかった二人の若いツーリストが教えてくれたり、喫茶店で一緒になっただけの食堂の店主が夕食をご馳走してくれたり・・・。良い想い出ばかりで感謝している。

そんなやさしい台湾の迅速できめ細かいコロナウイルス対策が世界の注目を集めている。冒険者の集まりである『地平線会議』の通信の記事で知った。

副総統が感染症の専門家であったり、政府スタッフに優秀な若い女性がいたり、中国寄りでない民進党政権であったり、いろいろな要因があるようだが、政府が毎日会見を開いて国民との意思疎通を図っていることが対策を活性化させているようだ。

WTOに加盟出来ていないがレントゲン写真を世界に提供している医師もいるという。

片や日本はどうだろう。日頃“危機管理”を声高に叫ぶリーダーが記者会見から逃げ回っている。政府発表は額面通りに受け取られず、対策内容にも政治家としての迫力が無い。readerとの揶揄もある。

国家の危機に直面した時、リーダーに一番求められるのは「国家が国民を確実に守ってくれる。」という信頼感を醸成出来るかどうかではないか。

コロナウイルス感染の発生はその実験場だ。数々の疑惑から国民の目を遠ざけてきて今更“ワンチーム”など空々しい。

 

 《台湾南部の墾丁の山中で先住民族の人が季節営業していた別荘風の立派な宿。4月だったが、地元サイクリストが主人に電話連絡を取ってくれて泊まることが出来た。これで今夜は眠る事が出来ると心底、安心した。1918.4.》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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