納豆用小粒大豆の畑 2024.6.28
今週は水曜日から金曜日までの3日間、早出し大根の出荷作業と発芽して伸び始めた大豆の草取り作業だった。前作の馬鈴薯や小さなタデが出ているのを摘み取る。気温は25℃近くになったが風が気持ちよい。
7月に入ると早出しの馬鈴薯の収穫が始まる。これから夏にかけて北海道の野菜が本州の市場に出回ると店頭価格も下がり始める。
生産者は大根用の段ボールの長さを1cm短くし、締め付けバンドを2本から1本にしてコストを削減し、資材費、労賃の上昇分を吸収しようと必死だ。
作業で二人の介護離職した人に出会った。どちらも50才台で若い。
札幌で重機の運転をしていたTさんは母親を介護している。会社は配慮してくれていたようだが、やはり居ずらくなって辞めたという。
経費のこともあって回数を制限しながら介護施設を利用し、妹さんの支援も受けながら合間にJAの農作業で畑に来ているとのこと。
Sさんは名古屋の自動車関連メーカーに勤めていたが母親の介護のために退職して北海道に戻った。仕事を捜しながら新聞配達とJAの農作業で頑張ってきたが、昨年、亡くなったという。
介護離職のことはニュースなどでよく報道されるが、身近に普通に生じていることを実感する。
安全で安心な暮らしを創るのが政治。
介護福祉ひとつとっても、どこに問題があるのか、それをどう解決するのかを真剣に考え、具体的な政策を提示する政治家を選ばなければ暮らしは悪くなる一方だ。
畑仕事の帰りに。
収穫を待つ早出し馬鈴薯の「北海50号」 2024.6.28
土にすき込む緑肥作物の「きがらし」も満開