どこの国のことかと思うような軍備拡大の大号令が堰を切ったように岸田首相の口をついて出て来ている。
「反撃(敵基地攻撃)能力の保有」「防衛予算の倍増」「航空宇宙自衛隊への名称変更」「イギリス・イタリアとの戦闘機共同開発と第三国への輸出」「国内世論誘導工作の研究に着手」
根っこは国是としてきた「専守防衛」の放棄である。
「専守防衛を維持しつつ、反撃能力(敵基地攻撃)を保有する。」というのは矛盾であり、詭弁に過ぎない。
野党第一党の立憲民主党も敵基地攻撃保有を容認する方向というから呆れてしまう。
〝ネクストキャビネット〟があるようだが安全保障の基本的な考え方が分からない。
今こそ出して世論を喚起する時ではないのか。
自民党に引きづられているだけの野党は存在の意味が無い。
どんどん右傾化している今の政府を変えたいです。
知識も知恵もない船長が船の能力以上の、そして不要な武器を大量に詰め込んでいったいどこに向かって舵を切ろうとしているのか?・・
愚かな考えが自重で沈没し、船員全員の命を危険に晒すようなものだと考えます。
軍備拡大の費用の例え一部でも今、大きな問題となっている保育士や保育園への対策に充てれば国民の生活も精神も豊かになる筈・・・
保育士一人が担当する園児の数が6人と、欧米各国の倍以上だと言われていますね。
しかも保育士の給料は安く、離職する人たちが増えることによってますます悪循環・・・
保育士登録者数は120万人と言われていますが、潜在保育士が80万人もいるそうです。
結婚や出産以外の理由で退職する人、或いは保育士としての仕事を諦める人たちのことを考える必要があると思いますね。
国が国民のために将来のことを考えるならば、これらの問題に目を向け、大幅な予算の配分と対策を考えるべきだと思います。
若者が醒めた目で見ているのだったらまだ救われますが、「仕様が無い」と諦めているとしたらこの先、とても危険なことです。
選挙で元の軌道に乗せるしか方法はありません。