楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

冬トレ

2020年11月12日 | 円 -bicycle-

一度は消えるだろうけれど辺りが雪で白くなった。

夏に旅をしたMTBを物置に入れて、古いロードレーサーを持って来て部屋にリムドライブとともにセットした。

まだ使えそうだ。

 

冬の間の運動不足解消のために、朝食前に40分程度回すシーズンが到来した。

 

 

このロードレーサーはもう使っていないが、四半世紀の付き合いになった。

47才で初めて今は無き大滝村での「北海道自転車競技大会」に挑戦し、急坂で6段変速のバイクとともに立ち往生、側溝に倒れ込んだ。

 

帰路、千歳のN自転車に直行。プロチームのメカニシャンをしていたNさんが材料費だけで当時の最先端の8段で組み立ててくれた。

朝、ヘッドホンでニュースなどを聴きながら、軽いギアで回していると想い出が蘇る。

これから福寿草が芽を出す頃までの相棒だ。冬トレがあって夏の旅がある。

 

 

 


初降雪 2020.11.11

2020年11月11日 | 日記

 

そろそろタイヤの交換をしなければとノンビリ構えていたら今朝は初降雪になった。

見慣れた景色が戻ってきたような気もする。

 

どうしたことか、今年は葡萄の成りが良くてまだちよっとだけ残っていたので慌てて摘んだ。

油断大敵。

 

 

 

 


「見出し」に惑わされないようにしなければ

2020年11月10日 | 日記

「ご飯論法」命名の法政大上西教授がネットで、8日付けの共同通信の配信記事について指摘をしている。

学術会議会員の任命拒否に関してだ。

 

記事本文は「複数の政府関係者によると、理由は会員候補6人が安全保障政策などを巡る政府方針への反対運動を先導する事態を懸念した」だ

が、見出しに「官邸、反政府先導し拒否 学術会議、過去の言動問題視か」と記事本文のどこにも使われていない“反政府”という表現が使われ

ているのは適切でないし、どのようなことでそうなったのかと疑問を呈している。そのまま見出しに使っていない新聞社もあるとのこと。反政府

という表現もこの国では殆ど使われないので違和感がある。

 

最近多いのだけど、見出しだけしか読まないと誤解しかねないとあらためて思った。

 

そんな中、新型コロナウイルスのワクチンを開発中の米製薬大手ファイザーと独バイオエヌテックは9日、治験の予備解析の結果、開発中のワク

チンが90%以上の人の感染を防ぐことができることが分かったと発表した。

 

マスコミは一斉に『新型コロナウイルスの「画期的な」ワクチン、9割以上に効果』の論調だ。バイデン氏の勝利が確実になったこと共に日米の

株価を押し上げる要因になったという。

 

しかし、BBCは「今回発表された結果は最終的な分析ではない。これは6カ国4万3500人を対象に行われた新型ウイルス検査で陽性だった最初の94

人の結果を基にしており、全ての結果を分析するまでは正確な効果が変わる可能性がある。」と付け加えている。

 

これから治験を継続し、多くのデータから安全性、抗体の有効性などが論文になり、第三者審査を経てワクチンが一般に使用されるまでには長い

時間が必要なことに変わりはなさそうだ。

 

「9割以上」、「画期的」という表現がどこから出てきたのか、「見出し」に惑わされないようにしなければ。

正確な情報を掴むのが難しい時代になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


見慣れない野鳥が飛来

2020年11月09日 | 日記

みぞれ混じりの雨が降っている。ひと月ほど前に、近所の建物の庭で見慣れない野鳥を見かけた。

 

 

 

カラスをひとまわり小さくしたような大きさ。

色は黒と白のツートンで鳩のような体型だった。

 

2羽で落ち葉の重なる芝生で何か餌を啄んでいた。近づいても逃げない。

やがて重たそうに羽ばたいて松の枝に止まってから何処かへ飛び去った。

その後、別の場所でも見かけたがそれきりだ。

 

 

庭の餌台はくず米をペロリと食べる雀の天国だったが、もう少しで冬鳥が姿を見せそうな季節になった。

 


久し振りにポタリング

2020年11月08日 | 日記

 

66パーセントという、この100年で最高の投票率でアメリカ国民はバイデン氏を大統領に選んだ。

同じ年代でも害をまき散らす長老が密室談合でリーダーを決めてしまう国から見ればアメリカの民主主義は立派に生きていると言える。

政治を変えようという思いは諦めてはいけないということを教えてくれた。

 

それにしてもこの国のTVはお隣とアメリカのことには熱心だ。そこそこに視聴率が取れて“実害”も無いからだろう。

この先も長々とトランプの法廷戦術を垂れ流しすると思うとウンザリだ。もっとも殆ど観ずにラジオを聴いているが。

 

菅首相の答弁の酷さは尋常でない。大丈夫か。国会の議論が成り立っていないことをマスコミはもっと真剣に伝えるべきだ。人の国の民主主義の

ことを語っている場合でない。

 

朝の天気が良かったので物置から自転車を引っ張り出して久し振りに河川敷をポタリングした。

思ったより馴染みの散歩の人、自転車の人、ジョッキングの人に出会った。朝の運動は気持ちが良い。

 

夜も楽しみな番組がある。新型コロナが拡大しているが各地のオーケストラがこれからも工夫しながら良い演奏会を続けられるよう願いながら聴

くとしよう。

 

 

 

 

 

 

 


山極前会長の話を聞いてみたい

2020年11月06日 | 日記

2014年10月に京都大学総長に就任した山極寿一氏が6年の任期を満了して9月いっぱいで退任した。“ゴリラ総長”の異名がある。2017年6月に国立

大学協会会長、同年10月に日本学術会議会長に就任している。

 

専門の霊長類、特にゴリラの社会の成り立ちから人間社会を見た言動は興味深い。

ゴリラは平和を求める動物で、猿と違って餌を共有し、胸を叩くドラミングは戦いの宣言ではなく相手に和睦を求めるサインなのだということを

知った。ヒトは祖先の良さを失ったのではないか。

 

山極氏が退任会見を開かず、Hpに所感を掲載するという異例の形を取ったのは大学事務局によると「日本学術会議会長などを兼ねていたため日

程確保が難しかった」ことなどが理由とされている。しかし、国大協会長として、文科省の大学運営への介入、入試方法の変更等に対して、明確

な反対を表明した山極氏からは事務局の説明を額面どおりに受け取れないでいる。

 

菅首相は5日の参院予算委員会で、日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否したのは、内閣府との間で学術会議が行っていた事前協議がなか

ったことが要因だとの新たな見解を示し、「以前は正式な名簿の提出前に一定の調整が行われていた」「今回は推薦前の調整が働かず、結果とし

て任命に至らない者が生じた」と述べたという。

 

邪推である。山極氏は慣例に基づく事前協議に応じなかったのではないか。退任会見を開かなかった理由は地元京都新聞は「対話重視」を掲げた

が構内のタテ看板撤去、老朽化した吉田寮からの退去で学生との間で必ずしも成果を上げられなかったからではないか」との見方もあるが、本当

のところはくすぶり始めていた学術会議への政府介入を語らなければならなかったからではないかと思っている。抗議の姿勢かもしれない。

 

2018年11月13日付けの学術会議の内部文書があり、「総理に推薦のとおり任命すべき義務があるとまでは言えない」「総理が、任命すべき会員の

数を上回る候補者の推薦を求め、その中から任命することも否定されない」との記述があるという。(東京新聞2020.11.1Web版)

 

・学術会議事務局は「当時の山極会長に説明した。どう受け止めたか分からない」

・山極会長は「まったく知りません。文書があることも聞かされていない」

・内閣法制局は「内閣府と会議のやりとりは知らない」

 

と言うのが三者の回答だ。(東京新聞2020.11.1Web版)。

 

梶・現会長とともに、山極前会長が経緯を一番知っているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 


学術会議への懐柔は2018年から始まっていた

2020年11月02日 | 日記

アメリカ大統領選の罵り合いから、TVでは「民主主義の国の落日」のようなコメントのオンパレードだが、先日、TBSラジオでイギリス出身の

楽評論家ピーター・バラカン氏がアメリカ大統領選を巡るプロテスト音楽を紹介するの中で、選挙集会で著作権や肖像権に無頓着に楽曲を使って

いるトランプ大統領を指して、“アレ、アイツ”と呼ぶのを聞いた。アメリカの自由な振る舞いというか健全さがどっこい生きていることを知っ

た。日本の放送ではとても「スガ」とは言えまい。

 

日本学術会議会員の6名の任命拒否を巡る菅総理の幼稚な説明には呆れる。役人の苦肉の答弁原稿をそのまま読む「スガもスガだ」というところ

か。

 

梶田会長は早々と二人だけで会ってしまったのは失敗だった。老獪な政治家が赤子の手を捻るようにオフレコの約束をさせるのは決まり切っ

ている。早々に二人だけで会ってはもう次の行動は出来ない。

騒然となって学者が声を上げても「総合的、俯瞰的」をテンプレートに押し切ってしまうのは目に見えていた。

 

事実、2018年11月13日付けの“怪文書”があることが明るみに出た。憲法第15条1項などを基に「総理に推薦のとおり任命すべき義務があるとまで

は言えない」「総理が、任命すべき会員の数を上回る候補者の推薦を求め、その中から任命することも否定されない」との記述があるとう。

(東京新聞2020.11.1Web版)

 

学術会議事務局は「当時の山極会長に説明した。どう受け止めたか分からない」

山極会長は「まったく知りません。文書があることも聞かされていない」

内閣法制局は「内閣府と会議のやりとりは知らない」

 

水掛け論と諦めを待つ作戦に持ち込まれないよう、野党には木村草太・都立大教授が述べている「学術会議の欠員は法律違反」という論理から切

り込んで欲しい。

欠員は学術会議法違反。埋めるには学術会議から推薦を得なければならないが、会議は6名を変更する考えは無い。仮に新たに推薦しようとして

も拒否された理由が分からないので問わなければ推薦のしようも無い。

 

「法律違反」を続けそうな破廉恥な“スガ”内閣は来る総選挙で一掃するより方法が無い。

 

 

 


オフシーズン入り

2020年11月01日 | 日記
冬真っ最中の2月にコロナクルーズ船が横浜港に着岸した。連日の現場中継が続いていたあの頃から干ばつ気味の春があって、突然猛暑の続く夏
 
があって、肌寒い日が周期的に訪れる秋が過ぎて、排雪業者がチラシを配る季節になった。長い時間が経ったがCOVIT-19感染は再拡大してい
 
る。
 
 
雪の無い季節の活動はオフシーズン入り。
 
自転車(野宿)旅は10月に洞爺湖・ニセコ・厚真の大沼・月形皆楽公園とラッシュした。密を避けて、夏に十勝岳のヒルクライムをしただけの反
 
動だったかもしれない。
 
 
 
 
朝のポタリングは昔の職場の先輩のAさんと近くの恵庭神社にシーズン終了の御礼参りだ。無事故が何よりだ。
 
隣接するパークゴルフ場に入ると、漁川の昔の堤防跡があった。松の根元に盛り土が所々残っている。
 
周辺は今は立派な田畑になっているけれど、開拓時代の苦労が偲ばれる。
 
 
 
 
 
その農地から殆どの作物が収穫された。農作業手伝いも個人的には昨日(10/30)で終了。
 
最後は断続的に十日間ほどO農場で大根の出荷作業が続いた。テーブルの野菜は綺麗で軽いけれど、畑の野菜は重たい!!
 
Oさんのビート収穫はまだ続く。
 
 
 
 
 
1年目の昨年は大豆や馬鈴薯の除草作業が多かったが、今年は5月の苗運び等の田植え補助から始まり、馬鈴薯、ブロッコリー、キャベツ、大根、
 
ビートの収獲・出荷作業に従事して、ダイレクトに身体にキツイ仕事と流通規格の厳格さを体験した。手間をかけながら勿体ないことが多い。
 
 
机上で農業施策、制度を扱ってきただけで、何ひとつ作れないということもひしひしと感じる。
 
 
今年もあと2ヵ月。
 
猫の額の菜園終いをぼちぼち始めよう。