覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

夢にまで見た VANだぜ~

2005年04月11日 18時06分12秒 | Weblog
  その馬

 その馬が、何かをやり始めたのは、4月11日の競馬で2着してからであったと思う。とにかく、その記念すべきレースで2着してから、その馬の快進撃いや怪行動が始まった。無論4月11日即ち今日中央競馬は無い。これは昨年のことに始まる。

 その馬は、次に5月23日に出走し、1着するのだが、1着かどうかに関係なく、その日行われた注目度の高いレースの2着のゼッケンを教えた。これで、自分の資格と仕事を自覚した(させた)のか、6月に大きなレースの無い週に出走し、3着すると、4ヶ月の休養に入った。
 そして、10月31日に久々のレースを勝つと、そのとき出走した自分のゼッケンでまたその日の大きなレースの連対馬番を教え、悠然と競馬場を後にした。長い足が印象的であった。
 次にこの馬が向かったのは、11月21日のレースだった。彼同様のスーパースターの名を負ったレースで2着してみせると、この日彼を差し置いて1着した馬のつけていたゼッケンと同じゼッケンの馬が人皆等しく注視するレースで1着で飛び込む。
 次に彼は12月5日のレースに登場し、2着という入着順位よりもそのゼッケンで注目されたが、この日の大注目のレースでは、そのゼッケンも、彼を差し置いて勝った馬のゼッケンも登場せず、代わりにその裏の関東で行われたメインレースで彼の着けていたゼッケンが2着した。このことを暗示するかのように、当の大注目の大レースでも、関東のメインレースでも、彼と同じ馬番の馬2頭とも、馬名に同じ○○○○○の文字を持っていた。彼もよくこの○○○○○に登場し喝采を浴びたものだった。彼を演出する側の配慮、というより常套手段で、何時も同じことをやるとばれるのである。それを「監督」は嫌い、隠しはぐらかしつつ上手に彼のような「役者」を使う。
 年明けて、彼は2月20日に出走してきた。今度も再び休み明けで1着。休暇中は音無しの構えに見える物静かな彼だが、休み明けで好走するというコツをどこかで飲み込んだらしい。そして彼のゼッケンは勿論その日の大レースでも注目されたが、騎手が致命的ともいえるスタートの出遅れを冒してしまい、彼のゼッケンはそのレースで馬群を抜け出しきれなかった。彼をずっと追ってきた人々の中に、これは出遅れというアクシデントであり、実際は、彼のつけたゼッケンと同じ馬が実は勝っていたはずのレースだったとの意見が現れたが、そのうちの年かさの一人が、ドンと言おうかボス格の貫禄を利かせて言い放つ。
 「いや、これも監督の意図、演出なのだよ□□クン。君はまだ若い。俺たち『太陽の季節』で育った太陽族の遊び人のなれの果ては、こうした苦味を戦後何度と無く味わい、かつ飲み、喰らい、恋し、歌い踊ってきたものさ」

 結果的に彼が2着に従えた馬のゼッケンが、この大レースでも2着に食い込んだのだが、それは無駄というものだった。なぜなら、彼の出走したレースはその日の大レースの後の競争だったからである。
 先ほどのボス格の男は、黙ってその大レースの1,2着の2つのゼッケンから その馬(ここで私たちがお話している主役の馬)に馬連で2点を買い、 的中させる。1530円。「昔なら中穴と呼んだ馬券だがな、今この3連単時代じゃ、穴どころか本命扱いさ...」 
 この男たちの一団は帰り道、この馬の行く末、いや正確にはこの馬が今まで教えてきてくれた事柄の行く末を誰彼無く心配し、また次があるさ、と呟く者もいれば、黙りこくったまま、もう2度とはやらないさと、心中諦める者もいた。

 その馬は、3月6日の枠順に再び姿を現した。そして、今度は巨大なレースこそ組まれてなかったが、先々の巨大なレースで主役級を張るかもしれないという馬の出走するレースに合わせ、登場することになった。2月20日の苦渋を覚えていた若い男は、またこの馬のやることを見届けようと人でごった返すパドックには見向きもせず、ひたすらその馬のレース結果を固唾を呑んで見守っていた。レース直後、直ぐ馬券を買いに走れるように。そう、その馬の登場するレースはこの日のメイン競走の直前、1つ前のレースだったからである。その馬が1着し、相手が4番ゼッケンだったのを見届け、若い男はメイン競争でその馬のゼッケンと同じ馬券を買いに走ろうとした。ボス格の男が止めた。その馬のゼッケンはその日のメインレースの大本命馬と同じだったからである。「あいつは、こいつが1着することを教えるために今日出走してきた。また、本当に大きなレースであいつが走る日を待とうや。今日はもう、どうしようもないさ。この人気で100万も突っ込むなんて男のやることじゃねえやね」
 メインレースでは、前評判ほどではなかったが、その馬と同じゼッケンの馬が完勝し、やはりその馬が走るとき、「監督」が彼を主役として、1,2着馬のゼッケンを教える役割を依然果たすことを一団は知って、ほっと胸を撫で下ろしたのだった。

 4月10日、再び今年3度目の巨大レースが訪れた。その馬の出走は無かったが、その馬の「役柄」に詳しい年かさの男は、その大レース直後、固唾を呑んで、阪神競馬場の点滅する1,2着の馬番をじっと見つめながら、動けなくなってしまった。
「やっぱり、あいつだった。決まってあいつが去年の秋ごろから助けてくれるようになったが、今日もあいつだった。あいつがやったんだ、見事に! あいつの逝ったときも...」

 レースは程なく、17番 7番 ・・番  で確定した。


 以上、井崎脩五郎先生 鈴木淑子さん出演、JRA VANのCM(中央競馬会のHP参照)を見て、想像いたしました、フィクションであります。登場する その馬 は、未だ現役であります。

 

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ペールギュント

2005年04月11日 14時36分33秒 | Weblog
ペールギュントを4、5番人気で加えるべきでしたね。

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さて

2005年04月11日 14時21分49秒 | Weblog
 「優駿」4月号、桜花賞が(皐月賞も)第65回なので、65pを見る。フェブラリーステークスの勝ち馬の故郷 日の出牧場 を訪ねるページ。
 そのフェブラリーステークスが8枠14番の福永祐一騎乗のメイショウボーラーの勝ち、2着は4枠7番だった。唖然とするほど堂々と、桜花賞も8枠の福永祐一と4枠7番で決した。



 皐月賞は、いや皐月賞も、これという予告レースが存在し、連対するゼッケンを教えている。私の現在の見解は、ディープインパクトから、その馬番2つに流せば馬券は獲れるというもので、願わくば、その2つの馬番にディープが入らないことを望む。



 36回目となるマイラーズカップもある週なので、36pにも気を配る(既に配っている)。ここは、四位洋文が香港で勝ったレースのことを回想するシーン。ダンスパートナーで挑戦し、アグネスデジタルで勝ったときの、ユタカさん ユーイチらとの喜びの場面を語っている。



 私が2着と踏んでいる馬が何番人気か、さて、人気を予想すれば、


 1番 ディープインパクト
 2番 ビッグプラネット
 3番 ダンスインザモア
 4番 マイネルレコルト
 5番 ローゼンクロイツ
 6番 アドマイヤジャパン
 7番 ヴァーミリアン
 8番 コンゴウリキシオー

 これは、サインとは関係なく、わたしの感触であり主観である。が、桜花賞1番人気シーザリオを予測できたファンは少ないはずだ。1番人気も何も、向こうが勝手にこのように売れています、とお手盛りに発表するだけであり、オッズは勝ち馬 当たり馬券を高額で払い戻したくない向こうの一種のサインと読むべきで、ほどほどの異常な低オッズを私たちは利用すべき。ま、4番人気以下はダンゴであろう。この単勝人気予想は私は勝ち馬予想ほど自信はない。

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英雄の誕生

2005年04月11日 10時08分41秒 | Weblog
 最終的に絞りきれないまま、投票した桜花賞であったが、両陛下のご結婚記念日、3連単などはさておき、大きな馬券にはならないと踏んでいたが、2番人気 1番人気 の決着となった。



 私は、連動レース RD 「優駿」 各面からの共通の結論照射とデータベース上の検証 を基本として闘うので、絞りきれないときは低配当つまり人気サイドで決まることも経験的に知っている。つまり大勝負できない。読んでいたこと全てから大きく乖離した結論を示されると途方に暮れるのが一般ファンというものだろうが、別に馬の実力で競争をしているわけではなし、直線まで上々の手ごたえで上がって行き、直線ではブレーキ気味にパフォーマンスを利かせる などという武豊の脚本どおりのプレイも、さすがトップジョッキーと感心しきりであった。



 ダービー卿の連動も使わなかった。インフォメーションも示唆を手控えた。事前にセレスエンブレムの位置に注目と書いたが、セレスをセレッソ つまり市の花である大阪のセレッソ=桜 をチーム名にしたサッカーチームに倣い、セレスエンブレム=桜の象徴 という、優駿誌のキョウエイマーチの紹介ページの表紙文言から、桜花賞のサインをする馬と読んだが、枠順を見たらユーイチが乗っていた。



 今週の皐月賞は、ゼッケン2つの内どちらかが発射と既に読み切っているので、もしディープインパクトがそのゼッケンに入らないなら、ディープからその2点に流す。1枠1番に入ると昨日書いたが、本当はそれはダービーで起こって欲しい。桜花賞と違い、大本命馬ディープインパクトの死角云々の論調となろう競馬マスコミだろうが、馬の力量などはいざ知らず、脚本として、この馬のスーパーホースを思わせるGⅠキャリアの第一歩としてのレースになるのか、または不完全燃焼でダービーでの真の力量発揮をファンに待ちわびさせるレースにするつもりなのか。RDは不思議な文句を含む。



   三冠の資格を奪え、英雄の誕生に夢が育まれる。
           第65回 皐月賞



 私が殊に訝しく思うのは、奪え の一句である。これは、元来の主役から主要なものを簒奪する行為を指す。第一感は、ディープ敗れる。である。しかし、このところの武豊の気配から、負けないと見る。逆にこの馬は 本来の真の主役=競馬会が挙って歓迎する日本ダービー馬 では無いのではないか、その真の資格馬 から、3冠の第一弾 皐月賞を奪う かのニュアンスを持って響いてくる。
 「優駿」誌でナリタブライアンをベストフォトショットとともに取り上げ、このそろそろアグネスタキオン以来の3冠の晴れやかな門出レースの寿ぎ また煽りと見て取れる体裁。トレセンでの「あの馬が抜けている」とのコメントと共に紹介し、前年売り上げを結局下回ったとされる桜花賞の直後に、ユーイチを凌ぐ競馬会の真打 ディープインパクトの3冠有資格を確定し、全国的にただ1頭をスーパーホースとして喧伝し、列島を沸かせる皐月賞。事は、競馬ファンとサークルの中だけでなく、社会的に競馬会にスター現るを口の端に上らせることが出来るかどうか。故にディープインパクトは負けないと見る。そうなれば馬券は容易だ。もう一度言うが、私は2つのゼッケンを知っているし、週末か枠順発表の直前にここにそれを書く。



 既に指摘したが、この皐月賞のRDは昨年秋の天皇賞と同じ、英雄の誕生 の文字を帯びている。



     頂点の競馬を見せろ、待ち望んだ英雄の誕生。
        第130回 日本中央競馬会創立50周年記念
        天皇賞(秋)



 ゼンノロブロイは文字通り、その後の活躍からすれば「誕生」に恥じず、秋の古馬3冠の端緒を雄々しく踏み出したわけだが、秋の天皇賞は 前年ダービーとの連動 とのこのところの向こう様の決め事を知っている私にとり、前年ダービー2着馬が前年ダービー馬ネオユニヴァースのダービーゼッケン13番を背負って出てきた手頃な(当時)勝つには頼りなげな馬ということで、単勝をごそりと買い大勝負したレースだった。一体、この 英雄の誕生 という、表層の言葉の一致以外の示唆とは何か。わたしは既に心得ているつもりだが、明々後日午後の枠順発表が待たれる。



 ディープインパクト の出現、あなたは一体どう思われるだろうか。
 間違いなく、先週と違い、問答無用の1番人気。大本命。歴史的名馬の登場! 3冠有資格!

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