覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

国民の競馬

2005年04月15日 23時08分46秒 | Weblog
 全国的に放映されているであろうある映画のせいで、私の今年の競馬の見方に些かの思いを新たにした。



 ディープインパクト



 この馬について、弥生賞の後であったか、私が記したことを基本的に変更するつもりはなかった。弥生賞という、クラシック戦線ではかなり大切なレースで、この馬が収穫(実は・・のことではないのか)という名の馬を従えたジャパンに追い縋られてついにこれを振り切り、1着でゴールに逃げ込んだこの馬のことを、わたしはその馬名 また馬主さんのことから、日本を巡るある国民的な事柄 関心に事寄せて、競馬会が準備した馬であること、またそれ故、この馬がロブロイやオペラオーなど、王道を極める正当な日本のチャンピオンホースには相応しくなく、最後は大きな裏切りや大敗やアクシデントがらみのファンへの衝撃をもたらす運命を背負った馬なのではないかと考え、その1つの仮説的結論として、大人気を背負う日本ダービーの大舞台で○○○○○・・○に差しきられるというファン狂乱の場を思い描いた。それこそがそもそもダービーなどというレースを作り上げた人々の命がけの意志であるはずだ。



 事実クラシック第1冠で今日の時点とはいえ、単勝1.0倍 という、圧倒的人気を背負い、勝ち切るまで現実のものとして仄見えている今現在、かりそめにもこの馬の1冠 そして果ては3冠の可能性までをも胚胎する実現性に思いを致すとき、私はこの金日成の誕生日 いやある映画の放映日に、新たなこの馬の宿命 それは競馬会に演出されたものではあるが、その意味合いをさらに思い直すことになった。



 小田剛一



 この役者のことを知らない日本人はいないだろう。戦後の日本映画界 いやスター史を見めぐらすとき、長嶋や寅さんらと並び、この大俳優がわれわれの日本人の男の魂まで具現する象徴であり、公営ギャンブルのダークイメージをようやく脱しつつあった中央競馬会が、年間イメージキャラとして膨大なギャラを払うのに惜しみなく、むしろ天下の 健さん をついに会社のイメージシンボルに戴く日がきたことを、感慨深く思い胸中の涙を押さえ切れなかった関係者は、岡部幸雄さんはじめ、少なくなかったのではなかろうか。



 この元中央競馬イメージキャラクターを勤めた役者は、今のスマップの中居やその一派がまとめて霞んで映るほどの威風と圧倒的説得力をもって中央競馬のCM画面を覆った。
 彼の本名が元で、メジロマックイーンがダイユウサクに屈する有馬記念の5-1が演出されたことは忘れがたい。そしてこの問答無用の大俳優の映画を眺め、わたしは新たにこのディープインパクトとその担うと思われたキャラ 象徴的意味を今一度考え直さざるを得なくなった。人気に煽られて言うのではない。私は今始めて、この馬の3冠の可能性を考えている。この馬が日本ダービーというレースで勝つはずがない、が当初の信念でもあった。が、この馬と先ほどの国民的関心事とを繋ぐもの以外に、この俳優の持つ国民性その浸透性が重なるのならば、この馬はダービーを勝つ資格を保持すると見てもなんらおかしくはないのである。



 何故ならば、この役者とディープが担うあるキャラとは・・・がお・・だからだ。
 だからこそ、今週はじめでさえ、この馬がもし1枠1番に入ったとしたならば、この馬が走るのは・・・ などという想像を語って見せたのである。



 ディープは勝つだろう。
 それよりも、ダービーでも!勝つ可能性必然性を大衆に訴えかける勝ち方かどうかが問題なのではなかろうか。また悩ましい2着争いだが、そうなると16番の取捨は極端になる。ともにダービーに臨んでは困る馬なのかも知れない。



 RD 英雄の誕生  7枠の1番人気が勝ち、ダンスの8枠が2着なら、このRDは天皇賞との一致を見事に示唆することになる。2-7でも、天皇賞と同じ。7-7だとしたなら、天皇賞が藤沢厩舎の親子どんぶり(古めかしい呼び方だ)だったので、そろい目にしてもRDはやや露骨に生きる。それ以外の2着ともとれるものは多い。明日のメインの結果 何よりも明日出る日曜の枠順で、示唆が提示される。私はそれで読めると見ている。
 ブラックタイド武が2番人気で負けた皐月賞の翌年の今年、再び14番の、今度は圧倒的人気の馬が大方の予想通り、戴冠なるのか。



 今頃は、皐月賞の最終シナリオ打ち合わせが内部密かに、奥深くで行われている頃合、金曜の深更である・・・

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金曜前売りの単人気

2005年04月15日 19時58分01秒 | Weblog
 金曜発売の前売り単 人気            私の予想した人気順

1、14番 ディープインパクト   1.0   1、  ディープインパクト
2、13番 ローゼンクロイツ   19.1   2、  ビッグプラネット
3、16番 アドマイヤジャパン  35.8   3、  ダンスインザモア
4、 3番 マイネルレコルト   36.0   4、  マイネルレコルト
5、 6番 ビッグプラネット   37.5   5、  ペールギュント
6、 5番 ヴァーミリアン    38.5   6、  ローゼンクロイツ
7、18番 ダンスインザモア   62.9   7、  アドマイヤジャパン
8、 1番 アドマイヤフジ    94.7   8、  ヴァーミリアン
9、 4番 コンゴウリキシオー 101.5   9、  コンゴウリキシオー
10、7番 ペールギュント   109.7


 直前に近いレースの勝ち馬、ローゼンクロイツを2番人気と出して来ている。同じ直前に近いレースでも人気薄で勝ったダンスインザモアは以外に低評価。ペールギュントもそうだ。
 ま、オッズは向こうのお手盛りで、これを見て、ディープがかぶっているので、これがこけたら、とファンの射幸心を煽る作戦ですね。これでディープという(恐らく!)勝ち馬が売れない方がつまり払い戻さなくてもよい方が競馬会の金庫のためである。オッズから見てディープは勝つ。3着はともかく、2着も大崩はないと見ている。ただ、上記に入っていないある1頭を、私は密かにマークをしている。
 たとえば2勝だが、無敗馬ビッグプラネットなど、これを見ていかにも買いに出ようとのファン心理、よく理解できるというもの。この馬はもっと人気が上がるだろう。
 これも払い戻す必要のなくなる、2番~8番人気くらいの単 よく売れて、オッズは圧縮し、売り上げも伸びようというもの。

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「奪う」とは?

2005年04月15日 19時10分51秒 | Weblog
 今週のRD 奪う という言葉は、安定した本命馬の横綱相撲というより、何か人気薄馬や大本命の向こうを張る仇馬の強襲 番狂わせ を匂わす物言いであることを既に指摘した。



 英雄の誕生 が秋・天皇賞との直接的な目立つ一致であるとするなら、奪う は、目立たぬ凄みを放つ言葉だと思う。奪う を最も最近のRDで調べ上げると、去年春のレースで見つかった。



   最後の切符を奪う、若き実力者の舞台。
       第53回 フジテレビ賞
       スプリングステークス



   肉体と精神を研ぎ澄ます、春の盾を奪う意識。
       第54回 ダイヤモンドステークス



 この2週のレースと、今週の出走馬を見比べると、興味深いことが判明する。

 昨年の皐月賞トライアル スプリングSを勝ったのは、6枠11番ブラックタイド である。馬主 金子真人さん 池江泰郎厩舎 父サンデーサイレンス 母ウインドインハーヘア、そこそこ熱心な競馬ファンなら御馴染み、今週の大本命 ディープインパクト の兄、競馬的には、父も母も同じ兄弟なので、全兄 という。馬主 調教師も一致することは言うまでもない。
 また、昨年のダイヤモンドステークスの週、このレース自体を勝ったのは、6枠6番ナムラサンクスだったが、そのレース当日京都のメインはきさらぎ賞であり、勝ち馬は7枠11番マイネルブルック。ここでもブラックタイドは4枠6番で2着に食い込んでいる。
 この「奪う」の一致で、ダイヤモンドステークスの週の11番とスプリングステークスの週の11番の勝ちゼッケンの一致をサインしたと同様、同じブラックタイドの発射をも示唆したといってよい。



 同時に、今週出ている「奪う」から、過去のこの2週のレースを思い返せば、兄ブラックタイドから、全兄弟 ディープインパクト が、俄然皐月賞で浮かび上がってくると見てよいのではないか。
 ここもまた一押しである。

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ある騎手の隣

2005年04月15日 18時22分18秒 | Weblog
 頂点の競馬を見せろ、待ち望んだ英雄の誕生。
   第130回 日本中央競馬会創立50周年記念
   天皇賞(秋)



 三冠の資格を奪え、英雄の誕生に夢が育まれる。
   第65回 皐月賞



 この2つのRDを並べてみると、同じ 英雄の誕生 を謳っているのはすぐ分かる。
 昨秋、天皇賞のときは、ダービー2着でありながら、ジリ足でタイトルに今1つ足りないゼンノロブロイが初めてのビッグタイトルを手中に収め、秋GⅠ3冠の門出の勝利を飾った。その位置が7枠13番であり、2着が2枠4番ダンスインザムードであったことも思い出しておこう。



 今回の英雄とは、当然クラシック第1冠、皐月賞馬であるが、当然その先のタイトルをも視野に入れていることは間違いない。このレースを勝たなければ、3冠の資格がなくなるからだ。資格はただ1頭に与えられる。



 今年の終了したGⅠの枠順をもう一度見直していただきたい。



 ある騎手は、フェブラリーSこそ乗り馬がなかったが、高松宮記念では1枠1番にいたし桜花賞では、2着馬4枠7番の隣にいた。ズバリ! 武幸四郎である。宮記念の1枠1番とは実は、勝ち馬大外8枠18番の隣に当たる。
 今回、幸四郎が兄豊の隣7枠15番に入ったことで、春GⅠで幸四郎の隣の発射 が向こうが途中で止めたりまた囮に使ってもよい決め事であるのかどうか、注目される。今回も遣り であれば(それはかなり濃厚だが)、以後も注視を怠れない。また、今回こそ囮の可能性もある。



 今年の中居のCM、飛行機 トラック と、ビークル(乗り物)を出して来ている。これは意味を孕んでいるのであろうし、やがてそれは分かるだろう。先週の ニンジン全開 は、2着キャロットファーム(にんじん牧場)のシーザリオであった。7時までの前売りの、オッズが気になるところである。

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ディープ一押し

2005年04月15日 15時09分56秒 | Weblog
 さらに36p。四位洋文は、2001年香港の恒例12月のGⅠ競争の思い出を語っている。御承知の通り、香港日本馬V3という歴史的競争の日のことである。最初にユタカが勝ち、さすがユタカさんとユーイチと話していると、ユーイチもエイシンプレストンで勝ってしまい、次は自分の番とそそわそわ挙動不審なほど緊張し、アグネスデジタルで勝つことができ、チームジャパン という意識で喜びを分かち合った・・・云々である。

 この歴史的な日の、日本馬V3 の勝ち馬3頭を紹介しておこう。



香港ヴァーズGⅠ 1着 14番 ステイゴールド    武豊     池江厩舎
香港マイル GⅠ 1着 13番 エイシンプレストン  福永祐一  北橋厩舎
香港カップ GⅠ 1着 12番 アグネスデジタル   四位洋文  白井厩舎



 今回の皐月賞の枠順と引き比べてみて、14番 武豊 池江泰郎厩舎 は、ディープインパクトとこの日の勝ち馬 ステイゴールド でまったく同じであることが確認できるだろう。



 ここに周到に隠されているのが、14番ディープインパクト であると考える。

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14番の示唆

2005年04月15日 14時40分57秒 | Weblog
 皐月賞の、大本命ディープインパクトだが、これが発射するかどうか、息づまる興奮は沸かないが、これが大丈夫であるという示唆を、「優駿」から示しておこう。



 皐月賞第65回 65pを見ると、桜花賞でも紹介したように、メイショウボーラーの故郷探訪の記事である。メイショウボーラーは14番ゼッケンでフェブラリーSに優勝している。単純に、14番にディープは入った。



 読売マイラーズカップ第36回 36pは、四位洋文のインタビュー 海外競馬に挑戦した思い出を語る記事で、日本馬ダンスパートナーでクインエリザベス2世カップに挑戦したことを述懐している。97年、8着に敗れたが、ダンスパートナーのそのときのゼッケンは調べると14番である。



 中山グランドジャンプ第7回 7pは、遅れてきた新人 27歳の柴山雄一騎手が、中央移籍後初勝利したのを今月のクローズアップで取り上げた記事と写真。その柴山騎手が3月6日の阪神でテイエムメガスターで初勝利したときの写真で、乗っているゼッケンは7枠14番である。



 3冠にも夢が広がる英雄の誕生 ディープインパクトの勝ちは動くまいと見る。



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