「戦後引き揚げ660万人故郷への道」を再放送で、夜中にふと合わせたチャンネル(NHK)で見てしまいました。
旧満州からの引き揚げはアメリカとソ連の大国の思惑の中で行われました。ソ連軍が満州から引き揚げた後に中国共産党が入り、それを追って国民党が入って内線状態の中、アメリカ軍が反共政策で国民党軍を乗せた船の帰りに引き揚げ者たちを乗せました。帰れたのは660万人中628万人。過酷な環境下で強制労働されたシベリア抑留も60万人。多くの残留孤児も出ました。そしてびっくりしたのは、戦地で強姦された日本人女性の堕胎行為を政府が民族浄化と称して、奨励(強制)していたことです。今もってその堕胎手術(劣悪な設備で麻酔もなし)する施設があった場所にある水子地蔵には花が絶えないとか。
まだ戦争は終わってないし、風化させてはいけない義務が私たちにはあります。
番組最後に引き揚げ者の方がおっしゃってました。
「戦争がなければこんなことにならなかった」と。