歌舞伎役者十八代目 中村 勘三郎さんが今朝逝去されました。1955年(昭和30年5月30日生まれの57歳。波野 哲明(なみの のりあき)。屋号は中村屋。定紋は角切銀杏、替紋は丸に舞鶴。歌舞伎名跡「中村勘三郎」の当代。ファーンウッド所属。前名の五代目 中村勘九郎としても知られる。愛称に本名からきた「のりちゃん」がある【Wikipedia】。
暁星高等学校卒業、國學院大學文学部日本文学科中退。
今年7月、初期の食道がんで27日に都内の病院で手術を受けました。術後早くも集中治療室(ICU)の中を歩くなど、驚異的な回復力を見せていました。勘三郎さんは、7カ月に及ぶロングラン公演「平成中村座」を終えて入院した人間ドックで初期の食道がんであることが判明し、治療に専念することを公表。自身は「幸いにも早期発見。神様がもう1回修業しなさいと与えてくれた試練だと思う」とコメントしていたそうです。
6月上旬にはいったん退院。
2010年に食道がんを公表した同世代の歌手、桑田佳祐さん(56)は8月に手術し、同年の大みそかにNHK紅白歌合戦で復帰を果たしました。勘三郎さんも年内か年明け早々に舞台で元気な姿を見せてくれるだろうとファンが楽しみにしておりました。
「心よりご冥福をお祈り申し上げます」
We are so very sorry to hear about your loss.
※医師の森田豊氏は「食道がんは最近多くなっている」という。50歳以上に多く、男女比は6対1と圧倒的に男性だ。発症数は年9000人から1万人で、胃がんの10分の1程度。危険因子は喫煙と飲酒。両方やると危険率は10倍。 森田医師は「酒を飲んで赤くなる人、弱い人は食道がんになりやすい、日本人の30%」という。 あともうひとつは香辛料の強い食事。