年末にびっくりニュースです。
【ニューヨーク時事】によりますと、プロ野球の巨人や米大リーグのヤンキースで中心選手として活躍し、今季は大リーグのレイズでプレーした松井秀喜外野手(38)の現役引退が27日、決まりました。同日午後5時(日本時間28日午前7時)から松井がニューヨーク市内で記者会見して表明します。巨人で10年、米国で10年、合わせて20年のプロ生活に終止符を打つことになりました。
「巨人時代から、何度か病気と闘う人たちと会う機会がありました。難病と戦う少年の病室を訪れると、部屋の中は松井グッズで一杯でした。小さな体で精いっぱい病気と闘っている子供が、もし、僕がホームランを打つことで『僕もがんばろう』と思ってくれるならば・・・。全力プレーを続けることで、この世で最もコントロール不能な「人の心」を動かしたいと思います。『松井も頑張っているんだから・・・』と。もしかすると、ホームランを60本打つより難しい目標かもしれません。だからこそ、やりがいある目標だと思っています」(松井秀喜の『不動心』より)
小学3年生の時に父から贈られた「努力できることが才能である」という言葉を大切にしており、父がその言葉を筆で書いた紙を長く、勉強机の前に張っていたといいます。試合や練習、取材の対応からプライベートの過ごし方に至るまで、グラウンド外でも若手の手本となる選手である。松井ほど人間的に素晴らしい選手はいないとも言われます。
偉大なるゴジラを世界は忘れません。引退はスポーツ選手の宿命ですが、ヒデキマツイは永遠に語り継がれる心の名プレイヤーです。本当にお疲れ様でした。