犬の術後服

歯石取りや15箇所の皮脂腺腫の除去手術をしてから5日目。
順調な回復だと思っていたら・・
そうか・・回復に向かっているから傷口が痒いのだろうか？
ワンコの舌が届く一番大きな傷口を舐めていた。
シーツには、赤い血。
困ったものだ。
いつか使う日が来るのではないかと『術後服』を買い求めていたが出番のようだ。
会社に出勤前、動物病院が始まる前に（ホントは、いけないのだ！）行くぞ！
わめくワンコをキャリーバックに押し込んだ。
術後服は、私のポケットだ。
スッピンにマスクとサングラスで便利だねぇ～と間髪入れずに車。

獣医さんに傷口を見てもらうと舐める箇所を覆う服はないですか？と質問された。
ポケットから術後服を取り出すと「これは術後の服ですね。一週間は着てもらいましょう」
「そうですか。寒い時期だしいいですね」とそれっとばかりに獣医さんと二人掛りで着せにくい服を着せてしまった。
「先生、とても着せにくい服ですね？」
「術後　眠っている間に着せますからね？」
目が覚めている時に着せ替えする時だってあるのに　ちょっと不服。
犬が嫌がらなければ着せてくださいとおっしゃっていたが　着せなければなかなか傷口が治らないのではないかと思う。
帰宅すると案の定　ものすごく嫌がった。
息をハーハーさせて体を何かに押し付けて終始ブルブル体を震わせている。
心を鬼にして見て見ぬふり。

『犬も人も慣れるということってあるかもしれない』って期待してる。


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