婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

三沢の大火

2008-01-12 17:00:19 | Weblog
1月11日になるときまって思い出すのが 三沢の大火です。
昭和41年午後 三沢市の中心部から(繁華街)出火!
「おーいー」
「大変だ!」
人がざわめき ただならぬ気配がはしった。
火事は、風のあおりを受けていよいよ勢いをまし夕方になっても鎮火の兆しはなく遠くから見ても空はぶきみに赤黒色に染まり火の粉が舞い これが現実だとはとても思えませんでした。
 「おとうさんは?」
父は、伯父の家を心配して出かけたそうで 姿はみえませんでした。
 「家にも火がくるかもしれないので 逃げる準備をしなさいよ」と母が不安気におろおろとしていました。もし家まで火がきたら三沢は全滅状態ではないかしら?と思い 母に聞くと「順番に焼けていくとは限らないのだそうよ!火の粉が落ちて運が悪ければ燃えるのだとお父さんが言っていたので心積もりだけはしないとね!」とため息まじりです。まんじりともせず世が明けて・・。 結局、伯父の家は2棟焼けてしまったのです。
 鏡開きで1がみっつ この日がくると思い出す。
夜空に 赤い炎がたちあがる様は、屈折した心を昂ぶらさせる。
思春期の忘れられない出来事です。
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿