婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

河津桜

2024-02-21 14:54:41 | Weblog

河津桜の蕾がほころび始めて それを眺めて私の口元もほころんだ。
それはいつだったのだろう?
その後、せかせかとその前を行き来するだけだった。
とても仕事が忙しく目もぱっとしない毎日だったからかもしれません。
頭の半分は、仕事のことを考え その半分は読みかけの本を反芻している始末。
そして主に『竹の釘』ばかり考えていました。
どうして竹の釘?って気になりませんか?
最近とてもたおやかな文章を書く方のブログに夢中なのです。
ある時89歳で作家デビューされた久木綾子さんの小説について書かれていらっしゃいました。

※見越しの塔※←瑠璃光寺の五重塔
その小説に付随してNHKの放映で解体キングダム(瑠璃光寺五重塔)が放映されると紹介されていました。
少しドキドキ高揚した気持ちが伝わってきて 私も見たいとワクワクしておりました。
それは、期待を裏切らないものでした。
その放映で五重塔の屋根の張替えで檜の樹皮に竹釘を口に含んで打つ様があまりに強烈な印象でした。

さて、そのブログの最後のあたりで久木綾子さんの小説2冊
『私のタラモノ』って結んであったものですから興味津々、すぐに購入したしだいです。
※2冊・・『見越しの塔』『禊の塔』※

最初に届いたのは『禊の塔』です。
出だしから引き込まれていったのですが
生憎、目のせいでしばらく中断。
この中になんとさりげない一文で竹釘を炒るという場面があります。
それがいつも頭から離れずに釘が頭の中でシャカシャカしております。
今度の休みに続きが読めるかなって自問自答。



河津桜は、2月20日季節外れの気温の高さで見事に咲き誇っていた。
早い勢いで日々が過ぎていく。




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4 コメント

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シャカシャカ (kei)
2024-02-21 22:18:49
こんばんは。

たくさんの竹クギを口に含んで。
あんなにたくさん、どうやったら入るのか。驚きました。
「竹釘を煎る描写」、忘れています。
これから本を出して、ちょっと探してみますね。
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竹釘 (nashi)
2024-02-22 10:30:17
コメントありがとうございます。

竹釘を炒る描写とは、語弊があって
一文に訂正させてください。
ただ、『竹釘を鍋で炒る』その一文が心に突き刺さるのです。NHKの放映を先に見なければおそらく気にも留めなかった箇所なのかな?と思ったりしますが

51ページです。

このページは、好きです。
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鍋で炒る (kei)
2024-02-22 11:12:32
こんにちは。
見当をつけたのは、最後の工程あたりだろうかと…
「竹釘は、前もって乾煎りして、あくを抜いてある」とありました(P151)。

51ページ! ありました~。
ありがとうございます。
拾い読みして、しっかり再読したいと、
やっぱりすごく心に響きます。
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訂正です (kei)
2024-02-22 11:15:08
間違えました。
159ページです。
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