宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

A bitter experience

2009-07-01 21:39:50 | 悩み





 袋井市吹の演奏会も気がつけば残り20日を切ってきた。昨年までこの時期は演奏準備に加え、渉外担当としてマスコミ広報などのバックアップをしていたが、今年は6月19日にやっとネットが開通した状態で何の手助けもできない状態が続いてきた。先週、広告・宣伝係長からプレスリリースの依頼があってやっと29日に送ったところだが、今までだったら5月中にはいつでも発行OKの状態にあったことを考えると、遅れてしまい申し訳ない限りである。

 仕事に限らずこうして責任を持って担当することが遅れた時は、公務員時代のある夏、並行して進行する事業の中で、担当していたミニコンサートの事前広報が手薄になり、結果として集客に失敗してしまい、出演者や紹介して下さった方に申し訳ない結果となってしまったことをいつも思い出す。

 事前広報が手薄になったのは、館長の指示で同僚が担当していた準備が非常に遅れていた館の別事業の準備を補助したためである。しかしながら上からの命令だったとはいえ、小規模だからという理由で担当事業の広報活動を投げ出してまで、本来担当外の事業に時間を費やしたことが本当に良かったのか。今となってはあそこまで手を出す必要は無かったと思っている。

 ミニコンサート当日のお客様は地元の方がほとんど無く、出演者のファンが多いという具合だったが、もっと多く地元のお客様がいらしていたら、きっとリピーターとなって再演が実現し、またリピーターが増え…の大きな環ができたのに…と悔やまれてならなかった。

 担当外の事業は見た目は派手だし予算もかかってはいたが、じゃあ何が残ったかといえば、ああ楽しかった…だけでもう一度、という声はどこからも聞かれなかった。だから悔いが増幅し、任用満了から5年が経った今もって悔いを引きずっている。

 もし、もう一度このミニコンサートのように始まりは小さいが、必ず後の拡がりがあることをお手伝いする機会があれば…と思って来たのだが、叶わぬまま今に至っている。が、叶えるための機会がいつか来ることを信じて、これからも日々経験を積みながら過ごしたい…もし、機会を与えてくれる方が現れたなら、その方の夢の実現が手伝えるように…。