宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

救助…してもらいました

2005-10-28 22:27:14 | 日記・エッセイ・コラム
それは昼前のこと。明日からの展示会に展示する機械を積むためにトラックを運転し、県本部最寄りの高速ICを降りて300m進んだ時だった。「バスン、ガリガリガリ…」という異音が車の下から出た。

 路上の落下物を拾ったか、営業所から積んできた機械を固定しているロープが外れてどこかに絡んだか?と思ってミラーを見ても異常は無い。

 さて、どうしたものだ、と考えつつ次のT字路を右折だな…と減速しようとブレーキを踏んだところ効きが通常と違う。あれっ、と思った瞬間にブレーキブースターと充電系の警告灯が点灯し、ハンドルを切っても通常とは違う重さに気づいた。

 仕事の性で、これはそのまま走行することは危険な車両トラブルだと理解し、すかさず脇道に車を入れ、停車して下から覗くと…ベルトが外れているのが分かった。
part1

 こうなると部品を交換するしか手だては無い。と、いうことで定期メンテを依頼している整備工場に連絡を取り対処策の指示を仰いだところ、車両のリース会社経由でで現場近くの契約整備工場にお願いすることとなった。

 かくてその後数分、ここで食べなきゃ食べ損なうかも、と持参していた弁当を食べ終えた絶好のタイミングでレッカー車が到着し、偶然にも僅か数百メートル先の工場に運ばれて修理、となった。
part2

 それにしても、火曜日の点検では異常が見られなかったのに何故…と言っても仕方が無いし、高速本線上で発生しなかった幸運に感謝したい。そして、救助してもらうことの有り難さが身にしみた1日だった。
part3


救助(その2)

2005-10-20 22:41:01 | 悩み
 先々週に救助したコンバインですが…今度はクローラ切れだってぇ!?

 私もキレましたよ、ええ。黙々とパニ坊のお手伝いを例によってしましたよ、田圃の中で。機械の状態は写真のような状態。田圃は粘土質故に長雨の影響で沈むこと沈むこと。

work

 かくて作業開始、となりましたが…あのね、ジャッキはこうかけて…クローラはドライブスプロケット側からはめなけば…と言うのはやめて、思ったままにさせてあげました。この間、作業を見ていないから苦労するんだよ。知っていて最後にさりげなく「こうやったらどうでしょう?」と言って正解を小出しにする私も意地悪だなぁ。

 田圃の中で悪戦苦闘しながらも、切れた側に新品を何とかはめ、お客さんのお宅でもう片側を1/10の時間で交換。でもね、ドライブスプロケットの歯が…思い切り減っているよ…。

 ちゃんと機械を見てあげなければいけませんよ、はい。ところで、パニくった別のお客さんへの実演の件はどうして流れてしまったんですかねぇ、パニ坊さんよぅ?まさか、お客さんの了解を取らずに機械だけ準備しようとしていたのではないでしょうね?

 あんたねぇ、もし三重まで機械を取りに行っていたら会社にいくら経費がかかると思っているの!トラックの燃料費、償却費、高速料金、私の日当…。儲かりませんよ、これでは。

 明日は月度も代わるし、予定では同僚はみな搬送で外に出るので、事務所でサポートにあたることにします、はい。


楽譜の整理

2005-10-15 15:19:01 | 日記・エッセイ・コラム
 先月、我が楽隊の指揮者が練習曲として過去の定期演奏会で演奏した曲から何曲かを選び、パート譜の準備を指示した。が、自分はここ数年演奏会・依頼演奏後の楽譜整理を全くしていなかったため、探し出すのに時間がかかり、折角の練習に遅れる羽目になった。

 そこで、思い切って休日を利用して手持ちの楽譜を整理することにしてみた。意気込んで始めたものの…五十音順で「あ」行と「か」行の楽譜を整理するだけで3時間近くを要してしまい、疲れてしまった。

 さらに続けていくと、困ったことが。前回整理した時には「あ・か」行「さ・た」行「な・は」行「ま・や」行「ら・わ」行と整理してケースに入れていたのが「さ」・「た」を別々にしないと収まらないことが判明し、ここまでで時間切れ。かくて延べ3日間、9時間をかけてやっと整理が終わった。

 それにしても、整理というより高校以降25年分の歴史を振り返っているようで、中にはいつ演奏したかな?なんて曲もあり、よくもまあ続いているもんだと我ながら感心してしまった。どこまで続けられるか?と考えるようになってから10年が経つが、これからは野暮は考えずにマイペースで続けられれば、と切に感じている。


救助

2005-10-08 21:58:21 | 悩み
 一昨日の夕方、故障したトラクターをお客さんの所から最寄りのJAへ運んだところで携帯が鳴った。相手はもちろん(!?)パニ坊。今度は何をやらかしたんだ?と思って電話に出ると、1日に書いたコンバインの修理が終わり、作業を始めたところ不調になったので田圃から出そうとしたところ、クローラを外してしまい脱出できなくなったので、明朝に本部センターに応援を頼んで作業を行うので協力してもらえませんか?との助けてコール。

 今回はさすがに電話口で「何いっ!」と言ってしまいましたよ、ええ。余りの馬鹿さ加減に呆れて。で、その救助策というのがまた笑えて、建機のミニショベルで吊るというのだが…

 おまえさん、ミニショベルが自重より重い物を持ち上げられると本気で思っているのかい?それなら1.5tダンプに一気に土を載せられるよ!

 まあ、言っても無駄なので電話口で笑っていましたがね…。

 結果、昨日の朝は本部センターのベテラン2人が手際よくジャッキと馬と当て木とコンパネを使って機械を持ち上げ、あれよあれよとクローラを嵌めてしまった。私は必要な工具や「足」を渡して作業を補助したが、パニ坊は何もできずただただ眺めるだけ。作業が終わった時、本部センターのチーフが私に向かって「工賃はちょうど1時間半分だねっ」と一言。チーフが普段パニ坊をどう見ているかが何となく分かった。

 不調の原因は今回の故障部のさらに上部の組み付け不良。おいおい、前回の点検をやったのは誰なんだい?パニ坊もセンターから上がってきた機械のチェックをせずにお客さんに渡していたらしい。

 更に驚き。この機械、400時間超の段階でお客さんが自分で交渉して中古で購入し、現在570時間だって。そんな機械の代車を私に三重県から運んでもらえませんかねって…。どういう頭の構造をしているのだろうか?

 もう、今月一杯おまえさんの相手は遠慮させてもらいますよ、はい。

 それにしても、ベテランの手際良い作業は勉強になった。余りこういう機会には会いたくないが、次に出くわした時には何を準備し、何をすればいいかを学ばせて頂けたことに感謝、である。


勘違い

2005-10-01 18:40:34 | 悩み
 昨日で上半期の締めという所が多く、その関係で先週は伝票処理についての問い合わせが多かった。その中で、取引先の困ったちゃんから「返品した部品の伝票処理ができていないから、急いでやってくれ」というのがあった。

 実は返品部品を受け取った際に必要な納品伝票を彼が紛失していたため、返品処理を行う取引先の県本部で処理が保留されていたのが原因なのだが、どうも我が社が返品に対し直接返金をしていると勘違いしている節があった。(実際は我が社から全国本部、県本部、地元組合 という形で納入している)そこで、県本部の担当さんと「一体、誰が原因だと思っているのかね?」と電話で苦笑し合ったが、そもそも発注の際に彼に仕様を説明して確認したのに、その品は彼の思い込みでお客さんに交換を頼まれた、といういわくつきの品であり、そういう物に限って…ということで笑い話に落ち着いた。

 彼は「パニ坊」とは別人だが、パニ坊はパニ坊でさらに増して困ったちゃんである。昨日も「助けてコール」で朝から出向き、コンバインの故障原因を調べてみると、伝導軸折損という重症。分解し壊れた部品を見せると「ベアリングを交換すれば動くと思っていた…」ってベアリングと軸の関係を全く理解していないことが判明して唖然。これでお客さんから修理代を取っているとは…。

 で、修理するにはそのギアケースを割らなくてはいけないが、チェーンブロックもホイストも無い工場(!)では対応ができず、県本部センターでの修理するしかないと分かっているので、嫌みで「さあ、どうしますか?ここで作業しますか?」と問いかけると、まっ青になって「お客さんに相談します…。」結局、本部センター行きとなったのは言うまでもない。

 機械のその部位はなぜ動くのか?が分かっていれば、現場で即判断して本部センターに依頼できたのに…と思いつつ昼になったので事務所で昼食を摂っていると、パニ坊は傍らで電話を掛けまくり。相手は各メーカーの担当者。そう、彼は引き受けてきた修理を私だけでなく他人に頼むのが当たり前だと思っているのだった。中でもあるメーカーには使い込んでいる機械の運搬を頼んでいて、ただただ唖然、である。

 パニ坊も普通の人間なら、自分がしている事を自分の車に当てはめるといかに勘違いな人間か自覚すると思うが、この前言った皮肉が理解できなかったので無理なようである。

 その皮肉とは…生産中止から10年以上経った車の一般修理に、モータースまで出向く自動車メーカーってありますかね?…。この車はもちろん彼の車である。