宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

外囿祥一郎 meets 三田市吹奏楽団

2011-09-19 16:58:00 | まち歩き
特報!(と、昔の映画予告編なら冒頭にきっと入るであろう…

 来たる10月23日(日)に、三田市総合文化センター 郷の音ホールの自主事業で、ユーフォニアムの日本における第一人者、外囿祥一郎さんのコンサートが開催されます。近隣のみならず、皆様お誘い合わせの上、お越しください。

外囿祥一郎 ユーフォニアムコンサート
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http://sanda-bunka.jp/event/details/111023.html
http://sanda-bunka.jp/event/details/pdf/111023.pdf

日時:2011年10月23日(日)
   開場=13:30 ・開演=14:00
会場:三田市総合文化センター 郷の音ホール 小ホール
入場料:一般 /2,500円
    Sato-Netくらぶ /2,250円
    学生 /1,500円
   *全席指定 *未就学児の入場はご遠慮ください
曲目(予定):ロマンス(コーズ)
       夏の名残りのばら(アイルランド民謡/ブリテン編)
       2つの夢(真島 俊夫)
       ユーフォニアム協奏曲第1番(スパーク)
お問い合わせ:郷の音ホールチケットセンター
       〒669-1531 兵庫県三田市天神1-3-1
       Tel 079-559-8101

 コンサートプログラム中、ユーフォニアム協奏曲第1番(スパーク)の伴奏は、私達 三田市吹奏楽団が務めさせて頂きます。これが9/13の日記に書いた「パート譜16ページの『超』大曲」
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という訳です。

 本番まであと1ヶ月、緊張した練習が続きます。




大切な1枚

2011-09-13 23:50:50 | 日記・エッセイ・コラム
 先週末からこのCDをICレコーダーに入れてよく聞いている。

Antiphonal Music of GabrieliAntiphonal Music of Gabrieli
価格:¥ 731(税込)
発売日:1996-10-03


 1996年にデジタル・リマスターでCD化されたのだが、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、そしてシカゴ交響楽団のメンバーによる「ドリーム・チーム」によるアンサンブルは素晴らしいの一言に尽きる。

 自分の音に疑問を感じた時に、棚から一摘みする1枚であり、何かを探す大切な1枚である。


アルヴァマー序曲

2011-09-13 00:21:26 | うんちく・小ネタ

 9月10日の合同音楽祭で演奏したのがこの曲。

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YouTube: アルヴァマー序曲 Alvamar Overture



 アメリカの作曲家、ジェームズ・バーンズが1981年にカンザス州ウィチタ地区の高校選抜バンドのために作曲した曲で、日本では1982年に出版されると共に、LPレコード「吹奏楽コンクール自由曲集'82」で初めて収録され、中高のバンドを中心に人気を集め、今でも演奏される機会が多い。そしてバーンズの作品は、この作品以降、数多く演奏されるようになった。

 ところがこの曲、先述の「LP」での演奏とバーンズが考えているテンポとに差があり、バーンズが来日した際に演奏を聞いて驚いた(怒った?)というエピソードがある。

 自分が持っている録音を見ると…
◯汐澤安彦/東京佼成WO(1982):6'45" (=初収録)
◯F.フェネル/東京佼成WO(1986);7'13"
◯渡邊一正/東京フィルハーモニーWO(2010):7'09"
◯丸谷明夫/なにわ《オーケストラル》ウィンズ(2011):8'20"
そして
◯J.バーンズ/東京佼成WO(1990):8'30"
作曲者による演奏と「初収録」の演奏で実に1'45"の差!この差がこの曲の面白さの一つである。根本に流れるオーケストレーションの巧みさは、何年経ってもこの曲が魅力的なオリジナル曲であることを支えており、それぞれのテンポで聞かせどころが変わってくる。演奏すれば学ぶことが多い曲である。

 今回、コンクールから時間が無い中での練習・演奏となったが、自分たちにとって、基本を改めて見直すいい機会になったし、コンクールで足りなかったものがはっきりしたと思う。コンクールに限らず、定期演奏会などの後にこういった曲で練習をするのは、足りなかったものに気づく「反省会」の意味合いがあって良いと思う。そして、何より「楽しく」吹くと共に、音楽を続けられることの喜びを改めて実感させてもらった。

 次は…パート譜16ページの「超」大曲が待っている。その話はまた…次の機会に。









秋のシーズンへ

2011-09-10 00:28:03 | まち歩き

 吹奏楽コンクール兵庫県大会からもうすぐ1ヶ月。明けて今日は三田市吹、秋のシーズンの「開幕戦」です。

 お近くの皆様におかれましては、お誘い合わせの上、お気軽にお越し頂ければ幸いです。

三田市音楽協会合同音楽祭 (協会設立35周年記念)
日時: 9/10(土)13:00開演 ☆三田市吹奏楽団の演奏予定は15:00~です
会場:三田市総合文化センター 郷の音ホール 大ホール
入場料:無料
演奏曲目(三田市吹):
 陽はまた昇る(P.スパーク)
 行進曲 「秋空に」(上岡洋一)
 アルヴァマー序曲(J.バーンズ)
110910

 個人的なわがままで申し訳ありませんが、今日の自分の演奏を8月25日に亡くなった山梨大学吹奏楽団OB・秋山哲夫先輩と、9月6日に亡くなった静岡出身のトロンボーン奏者・望月誠人さんに捧げます。お二人とも、多くの方に素晴らしい音楽を届け続けながら、急な病でこの世を去ることになってしまいました。後に残った自分達はお二人の意思を忘れずに音楽を続け、より多くの方と音楽を通じて触れ合っていかねば、と思います。

 三田市吹の開幕戦であると同時に、自分にとって新たな心での「開幕戦」、いつもの儀式を終え、いざ、当日!です。