グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

日経・主要30業種産業天気図に思う

2016年10月04日 | 日記
日経新聞が四半期ごとに主要30業種の向こう3カ月を対象にした景気予測を行っている。
「晴れ」から「雨」まで5段階で表示した業界天気図としてお馴染だがざっと概観するのに便利なので重宝している。
ところで直近の予測はどうかと云えば百貨店業界が「曇り」から「少雨」に悪化した。
以前このブログで「(百貨店における)中国人観光客の爆買いは長続きしないだろう」と指摘したところだがまさかこんなに早くブームが去るとは・・・。(嘆息)
一過性のブームが去ると一転業績の落ち込みは顕著になり今は地方店で閉鎖が続出する有様だ。
国内の富裕層も消費意欲が減退しているので百貨店業界の厳しい環境はしばらく続きそうである。
同じ小売業のスーパー業界やコンビニ業界はどうかといえばこちらは両業界とも「曇り」マークが続きとても百貨店の落ち込みをカバーする勢いはない。
外食業界も含め消費者の節約志向が一層進んでいる。
ここにきて政権幹部の「脱デフレ宣言」も怪しくなってきた。
アベノミクスについては一旦5歩ほど進んだがその後2、3歩後退しているように思う。