グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

バッハ会長は時の氏神か

2016年10月19日 | 日記
東京五輪ボート競技会場の開催地選定がどうにも波乱含みだ。
本命の東京に加え宮城、埼玉が誘致に意欲を示しているが、各候補地とも一長一短があり本当に迷うところだ。
ここにきてどこからか(もしかしてIOC筋から?)韓国共催案も飛び出し事態は収束どころか拡散するばかりである。
さすがの都知事もこの成り行きに困惑気味では?と心配するところだが私はバッハ会長は大いなる援軍・サポータではないかと考えている。
バッハ会長は会場選定にあたり東京都、国、組織委、IOCの共同作業部会を提案しており都知事はそのバッハ会長から「mottai-nai(もったいない)」というキーワードをプレゼントされている。
上手に会長を活用すれば膠着状態にある開催地選定も意外と簡単に着地点が見出せるのではないか。
ツイてますねぇ、都知事も。
バッハ会長を味方につければもう無敵だろう。
やっぱりバッハ会長は時の氏神かな?(笑)

風の読めない政治家に思う

2016年10月18日 | 日記
先日ある閣僚の政治資金パーティで白紙領収書乱発が明るみに出た。
金額の記載のない領収書など全く意味をなさない上、不正経理の温床でしかないのだが当閣僚の釈明は「政治資金規正法上は問題がない」というものだった。
一瞬、ん?と思ったものだが数日後に党本部が「内規を見直したい」との見解を表明したら早速「(白紙領収書の手渡しは)褒められたことではないので今後改善していきたい」と応じた。
余りの変わり身に呆れるばかりである。
凡そ白紙領収書こそ全否定されるべきなのに「政治資金規正法上、問題がない」という感覚を疑ってしまう。
たしかにパーティ受付での混雑は分からないでもないが少なくとも指摘された時点で国民感情に沿った適切な対応を行うべきだったと思う。
こんなに簡単に前言を翻すのであれば有権者から信頼を保持することは難しいだろう。
政治とカネの問題はかってないほど世間の耳目を集めている。
政治家が世間の風をまるで読めない、読める風といえば「解散風」だけ、というのであれば余りにも情けない。




新潟県知事選の開票結果に思う

2016年10月17日 | 日記
本日新潟県知事選が行われ野党推薦候補の新人が当選確実を勝ち取った。
対する与党側推薦候補は政治経験豊富な前長岡市長だったにも関わらず何と開票率4%で当選を決めたのには驚いた。
しかもこの時点で対立候補の後塵を拝していたというのに。
開票結果予測技術が進歩したのか、それともよほどの大差が見えていたのか・・・。
いずれのせよ、この結果は今後の原発再稼働方針に相当の影響を与えることになるだろう。
政府・与党にとっては先ごろの東京都知事選に引き続きとんだ痛打になった。
この知事選で一番気になったのが選挙戦の直前で4選出馬を辞退した現知事の決断だ。
結果として原発再稼働慎重姿勢は堅持されることになったが出馬辞退理由はウヤムヤのままである。
一旦出馬表明した後の辞退なのだからキチンとその理由を説明して欲しかった。
有権者は戸惑ったまま今回の知事選を迎えた。
何も「墓場まで持っていく」というような事案でもないだろう。



自民党都議会メンバーの都知事対応に思う

2016年10月16日 | 日記
自民党東京都議会メンバーの都知事対応には本当に笑ってしまった。
(都議会)開会時には議会議長の握手拒否やら、多くの議員が事務所不在を決め込み都知事への「塩対応」を徹底した。
これが議会閉会時には議長は都知事の来訪を議長室前で出迎え笑顔満面で握手を進んで求めた。
都知事が自民党会派室へ出向けば事務所の受付ロビーは所属党派議員であふれんばかりだった。
一体この豹変ぶりは何だ。
党本部幹事長の「撃ち方止め」指令が今頃になって効いてきたとしたらタイム・ラグがあり過ぎる。
なぜ議会開会時にもっと「大人の対応」ができなかったのか。
あの変わりようを目にすると「議員として」の前にはたして「1人の人間として」どうかという気になってしまう。
議員諸氏も何も感じることはないのだろうか。
それとも「組織行動なのだから止むを得ない」とでも言うのだろうか・・・。



「老いを忘れさせるもの」に思う

2016年10月15日 | 日記
昨日某紙を読んでいて作家・東山彰良氏のエッセイ「老いを忘れさせるもの」が目に入った。
氏はその中で「作家になってよかった。十年以上書き続けているがいまだに書くことに夢中だ。」と記し「文字を書き連ねているあいだ、私は永遠に歳をとることがない。」と繋いでいる。
後段については私も全く同感でありまさに「我が意を得たり」である。
私がこの下手な、勝手なブログを毎日続けているのも実は書き続けることが若さを多少なりとも保持することに役立っているのではないかと信じているからでもある。
もし好奇心や創造性、継続力が若さの源泉であるとするならばこんなに安上がりで手軽なサプリメントはない。
要は心の持ち方なのだから。
それにしても東山氏の芥川賞だったか?直木賞だったか?の受賞作「流」は面白かったなぁ。
あんな面白い作品を書けるなんて氏は当分老いとは無縁だろう。
私の継続力はそろそろ限界なのだが・・・。(笑)



国会は徹底した議論を尽くすべし

2016年10月13日 | 日記
今日参議院予算委員会でちょっと気になる光景に遭遇した。
午前中最後の質問に立った民進党議員が予定していた時間を消化し質疑は休会に入った。
その直後のことだが首相が質問者だった民進党議員に歩み寄り笑顔で声をかけた。
その後財務相も続いた。
さらに経財相は言葉だけではなく深く頭を下げていた。
こちらは読唇術をマスターしている訳ではないから政権幹部と野党議員の間でどんな会話が交わされたのか知る由もない。
しかし質疑の直後であの談笑は何だろうと不審に思ったものだ。
さて午後委員会再開後も同議員が質疑を続けたのだがその内容たるや与党議員のものではないかと錯覚するほどだった。
とても政権奪回を伺う民進党の一員とも思えなかった。
無論野党議員だって個人としての主義主張はあろうが議論の場で仮にも与党に迎合する姿勢があったとすれば残念だ。
国会は緊迫感を持った真剣勝負の場である。
与野党間で徹底した議論を尽くして欲しいと思う、決してあら探しではなく。


ビットコインは通貨たりうるのか

2016年10月12日 | 日記
仮想通貨の代表格であるビットコインがこのところ存在感を増している。
世界中に取り扱い店舗があることは知っていたがなんと財務省・金融庁が取得時の消費税非課税を考えているとのことだ。
先日もVISAブランドのプリペイドカードにビットコインから入金できるサービスが公表されていた。
これでビットコインの決済手段としての用途が大きく拡大することが見込まれる。
しかし本当にビットコインを通貨として見なしていいのか、ある種の不安を感じざるを得ない。
言うまでもないがビットコインは管理者が不在なのである。
イザという時に誰がどんな責任を負うのか?
数年前のマウントゴックスとかいうビットコイン取引所が経営破綻し多くの預金者が悔し涙とともに騒いだのだが結局何も戻ってこなかった。
今後第2、第3のマウントゴックスが出てこないと誰が保証できるのか。
マウントゴックスのような騒動がさらに巨大化して起きないことを願うのみだ。


米大統領選の非難中傷合戦に思う

2016年10月10日 | 日記
米国・大統領選のこのところの非難中傷合戦は本当に酷い。
政策内容はそっちのけで論戦は個人攻撃ばかり、あれが大統領選というのなら米国も落ちたものだ。
多くの有権者は今の状況をどう受け止めているのだろうか。
これでいい、あるいは止むを得ないとでも考えているのだろうか・・・。
特に共和党・トランプ候補は予備選当初から多くの有権者が懸念を持っていたのだがとうとうここまで来てしまった。
今になって共和党内部にトランプ候補を忌避する気運が生まれているようだが何、今からでも遅くはない、統一候補を選び直したらどうかと思う。
今のままでは共和党全体が、いや米国全体が世界の笑いものである。
しかしながらトランプ候補をここまで押し上げた社会の風潮、外国人の排斥や反グローバリズムの台頭には十分すぎるくらいの配慮が必要だ。
対米政策も変わっていかなければいけないと思う、たとえクリントン政権になったとしても、だ。

横浜・傾斜マンションの建替え決定に思う

2016年10月09日 | 日記
横浜・傾斜マンションの全棟(4棟)建替えが決まったようだ。
原因が杭打ち深度不足という建設業者サイドの手落ちなのだからこの落着はある意味当然だ。
これを機会に建設業者は手抜き工事全般にもっと敏感になっていくことを期待したい。
ところで今回のケースについていえば所要経費(400億円を超えると見込まれている)についてマンションのデベロッパー、ゼネコン、杭打ち工事業者間の分担がまだ未調整だそうである。
何せ前例がないことに加え金額が大きいだけに交渉は揉めるかもしれない。
各々の本来の取り分(受注金額)は分かるのだろうが管理責任と実施責任の定量化は難しい。
ことは(いち早く「全棟建て替え」を入居者に申し出た)三井レジデンシャルのリーダーシップと調整能力にかかっていると思うのだが果たして・・・?
夫々の会社にとっては「モノ言う株主」の存在も気になる。
さぞかし頭の痛いことだろうが結局自ら蒔いた種なのだ。

自民党幹事長・都連会長と都知事の会談に思う

2016年10月08日 | 日記
先日自民党の幹事長・都連会長が東京都の新知事と三者会談を行っていた。
会談目的は来るべき衆院補選東京10区の選挙協力構築だそうだが擁立候補者が都知事選を一緒に戦った若狭議員のなのだから都知事は要請があろうがなかろうが全力で支援するはずだ。
それよりも何故自民党が公認候補として彼を選んだのか、どうにも腑に落ちない。
都知事はこのたびの自民党分裂選挙の張本人なのだがらその支援者も同罪と見なされてもしょうがない所だがこの厚遇はどうしたことだろう。(笑)
「厳重注意」とやらもどれだけ真剣なものだったのか、・・・よく分からないねぇ。
ところで党の都知事に対して自民党のお咎めは何もないのかねぇ。
もし都知事選で落選していたとしたらこうはいかないだろう。
結局政治家は集票力次第か。
そうそう、都知事選で現知事を支えた何人かの豊島、練馬両区の区議は離党を迫られたままだ。
都知事が彼らを自分の力で支えるとしたら新党立ち上げは必至だ。
ということは都知事自身離党するということだろうか。
主役が在籍のままで支援者が追放されるなんておかしいからね・・・。