街道とともに時を刻む 土山は滋賀県南東部に位置し「東海道53次のうち、箱根峠と鈴鹿峠は難所と云われて
おり、やっとのことで通りえた鈴鹿峠を降りると、土山宿が全長2.5kmに渡って、道の両方に48軒の旅籠が犇め
き合っていたとのことです。
本陣は宿場町のほぼ中央に位置し、勝海舟など幕末の志士の名前も宿帳に記録されている。
森鴎外の祖父も病でこの地で息を引き取ったところです。
鈴鹿山 浮世をよそにふり捨てて いかになりゆく わが身なるらむ (西行法師)
近江なる いく野の村の茶屋見れば まだ売りもせぬ飴のねりたて (楽阿弥)
吹かば吹け櫛を買いたに 秋の風 (鬼貫)