2022年3月13日のブログ記事一覧-私立校・中高一貫校生専門アルファ

あの時は、その時は、そう思った、そう考えた、けど、“今”は、“自分”は、変わった。でも、記録された結果は変えられない

#勉強 #学習 #教育 #私立校 #中高一貫校 / 2022-03-13 11:41:09

私立校・中高一貫校生　春休みの勉強の仕方

栄冠ゼミ (著)、220円(税込)　私立校・中高一貫校生の春休みの勉強の仕方』を紹介

初めに、断っておきますが、
人はいつでも、いつからでも、
どんな状況・状態でも、
変わることが出来る、
この言葉を否定するつもりはなく、
むしろ私個人はこの言葉を信じ、
実践したいと思っております。

ただ、残念な事実、現実として、
『記録』された『結果』は
変えることが出来ない、特に、
情報化・記録化が進む昨今は、
一生残る、背負わされる罪や業のように、
なってきていると思われます。

受験無く高校・大学に内部進学出来る
私立校・中高一貫校の場合、
この『記録』された『結果』が、
進学の合否に関わるために、
冒頭のように、いつでも、
いつからでも、どんな状況・状態でも、
『内部進学出来る』に変えられる、
わけではないということに、
気付くのが遅くなればなるほど、
残酷な『結果』に打ちひしがれることに
なります。

ほとんどの方は、何を大げさなと思われる、
実際に、“こんなこと”に悩まされる、
後悔させられることなく、内部進学して
いくことになりますが、一部の方、
全体の数％～十数％の方は、
進級・進学出来ずに、学校を去ることに
なります。

大学進学後も含めると、
２０～３０％ぐらいまでになるかと
思われますが、私立校・中高一貫校の
内部生で、留年、転校、そして中退となる方は、
『記録』された『結果』に対して、
無頓着であり、気にしない傾向にあります。

まるで、その場、その時の、
学力、能力、実力の確認であって、
これは、自分の“本当の”
学力、能力、実力ではない、あるいは、
『学校の勉強』が出来ないだけであって、
自分には、もっと別の能力、才能があって、
その道を探して、生きていくという
言動、態度、姿勢を示されることが多いです。

よく書いておりますが、最終的に、
『大学受験』で、一発逆転、
学歴ロンダリングする
つもりでいるのであれば、
高校３年までの成績、テストの点数は、
その通り、その場、その時の、
学力、能力、実力を確認するものであって、
勝てば（大学に合格すれば）官軍、
終わり良ければ、全て良しと、
言うことが出来ます。

むしろ、学生時代落ちこぼれ、
偏差値●●から、●●大合格！
という美談にすることも
出来るでしょう。

そういう意味では、この日本においては、
『大学受験』は、ある意味、一発逆転の
『最初のチャンス』と言えるでしょう。

しかし、それ以外のこと、その先のことにおいては、
『記録』された『結果』に振り回されてしまい、
どんなに、今は、自分は、変わった、変えた、
変わるつもりだ、これから頑張ると『言う』
『思う』『誓いを立てる』としたところで、
ソレを成功させた『結果（記録）』が無ければ、
あるいは、今まで残して（記録して）きた『結果』が、
その宣言、思いに伴っていなければ、
認められないとなることが多くなります。

多くの方が、このジレンマに陥り、冒頭の言葉、
『人はいつでも、いつからでも、
　どんな状況・状態でも、
　変わることが出来る』が、
綺麗事のように感じられることでしょう。

受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校の場合、
この綺麗事で、いつまでも、
学校にしがみついていると、
学年が上がるごとに厳しい現実が、
一気に襲ってくることになります。

そして、タイトルにも書きましたが、
『いや～、あの時は、その時は、
　そう思った、そう考えた、けど、
　“今”は、“自分”は、変わった』
で、だから、
今までのことは水に流して、
すっきり無かったことに、
これからの自分を信じて、
期待して、応援して、
『皆と一緒に』『平等に』
機会と権利を与えて欲しい、は、
通用しないとなります。

厳しいように感じられるかもしれませんが、
“たかだか”学校の勉強、
高校・大学への進学“ごとき”のことでも、
これは許されないこととして、
処罰されることになります。

このことに、学生時代、気付けないまま、
限られた『時間』と『機会』を無駄に費やし、
残念な『結果』を『記録』し続けしまうと、
“たかだか”“ごとき”のことはもちろんのこと、
“たかだか”“ごとき”ではないことにも、
影響してくることになります。

このことは、最低でも、“たかだか”“ごとき”の
学校の勉強、高校・大学への進学といったことで、
学び取り、他のことに活かしていかないと、
“たかだか”“ごとき”ではない、
多くのもの・ことにおいて、許されない、
機会と権利を与えられないとなってしまいます。

今年度の結果が出た今、改めて、このことを
よく考えて、今後、『記録』される、されていく
『結果』をどうするのか、その先を、どうしていくのか、
考え直しておくことをオススメします。