演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

08/08/15 しのばず寄席

2008-08-15 | その他演芸・芸能
春風亭昇吉…『子ほめ』

神田織音…『犬上軍兵衛永保』(柔術・扱心流)

立川談幸…『寄合酒』

コント青年団…「コント」

立川龍志…『片棒』

三遊亭圓橘…『青菜』

春風亭美由紀…「都々逸~おてもやん/さのさ節(踊り)」

三遊亭鳳楽…『唐茄子屋政談(前)』


通常の寄席では前座さんが昼夜出ることは殆どありませんが、今日の昇吉さんは丸一日大忙し!
猛暑日の過酷な労働条件にもめげず、この日2席目の高座も良いテンポでまとめていました。

織音さんはちょっと噛み気味でしたが、美しいお姿に見とれてしまいました。
※こういうこと書くから某ブログで『女目当てで寄席に行っているのか?情けない…』なんて書かれるんだよなぁ…まぁ、事実だから否定はしないけどね!

談幸師匠は昨年7月の『しのばず寄席』以来。
今回も長いマクラでしたが、明るい『寄合酒』を楽しみました。

コント青年団のコントをまともに見るのは初めてですが、“コント山口君と竹田君”や“チャーリーカンパニー”と同じような系統???
それはともかく、スリッパで頭を思い切り叩くようなコントは、私は好きじゃないなぁ・・・。

初見の龍志師匠の『片棒』は丁寧な高座。
笑遊師匠の“未曾有”で“破天荒”な『片棒』とは対極のような印象がありますが、こちらもかなり楽しめました!

こちらも初見の圓橘師匠。
植木屋夫婦の馴れ初めが入った『青菜』は初めて聴きました。

美由紀姐さんの1曲目は「三階節」のような歌詞が入った唄でした。
踊りの前に三味線を受け取りに来た昇吉さんに「慌てなくてもいいですよ」と優しい言葉を掛けていました。

主任は鳳楽師匠。もちろん初見です。
最初、「若旦那」という言葉が出て来たので「船徳」かと思いましたが、徳は徳でも『唐茄子屋政談』の方。
小柳枝師匠で何回か聴いていますが、厳しい言葉を投げ掛けながらも愛情溢れる叔父さんや唐茄子を売る手助けをする江戸っ子など、なんとか徳三郎を立ち直らせようする気持ちがヒシヒシと伝わって来ました。
徳三郎を行商に送り出す時は鳳楽師匠の目に涙が浮かんでいて、感動の一席を堪能しました!