演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

08/08/15 上野広小路亭中席

2008-08-15 | 芸協定席見ブんログ
春風亭昇吉…『垂乳根』

昔々亭慎太郎…『壷算』
(昔昔亭笑海休演)

春風亭鯉枝…『アパート探し』

国分健二…「スタンダップコメディ」

三遊亭遊史郎…『お化け長屋』

柳家蝠丸…『酢豆腐』

鏡味正二郎…「太神楽曲芸」

三遊亭圓輔…『火焔太鼓』

《お仲入り》

神田きらり…『山内一豊伝 出世の馬揃い』
(神田京子休演)

宮田陽・昇…「中国」

桂幸丸…『昭和30年代』

三遊亭栄馬…『金明竹』

マグナム小林…「バイオリン漫談」

柳亭楽輔…『宿屋の富』


先週、我が職場の事務員さんが夏休みを取り、そのあおりで私は通常業務+事務業務。日曜を挟んで一週間毎日残業3~4時間という激務!
我が職場は夏季休暇が固定されていないので、自分が休みたい時に休むシステム。
で、私は盆休みを入れていなかったのですが、見かねた上司から「1日休め」と言われ、久しぶりに平日の休暇を取りました。
末廣亭に行こうかとも思いましたが、きらりさんが代演ということで広小路亭へ。
お盆興行のため各種割引は一切なく、一律2000円。
そのせいか開場から開演までは“つばなれ”しないんじゃないかと思う入りでした。

今日までは定席が新宿・池袋・国立・広小路亭の4場あり、前座さんも分散されるのでここは昇吉さんとさんの2人前座です。
高座に上がった昇吉さん。
「寝ている人の顔にテニスのラケットを押し付ける昇吉です!」
東大卒の頭脳は凡人には不可解ですな!
それにしても昇吉さんはテンポが良いですね。「白根草」まででしたが、パワーを感じる一席でした。

それに引き換え、慎太郎さん、鯉枝さんの二ツ目両名は、“押し”が弱いなぁ・・・。
もっとも2人ともそういうキャラなんですがね。

国分さんが登場すると新規客が一気に7名!
その都度中断する国分さんですが、『私は“引き”が強いんですよ』
相撲で言えば、
○国分健二(引き落とし)昔々亭慎太郎&春風亭鯉枝●
といった所でしょうか?

遊史郎師匠と蝠丸師匠は“猛暑日”に相応しい噺。

正二郎さんは時間がおしていたいたためか「五階茶碗」なし。

圓輔師匠は“道具屋”のマクラだったので「もしや!?」と思ったら・・・

3日連続で聴く「チョンキナ節」に乗ってきらりさん登場!
初めて聞く“屋形船”と“講談好きのおじいちゃん”のマクラで一気に客席のペースを引き寄せ、後はお得意の『馬揃い』をタップリ聴かせてくれました。

陽・昇さんはまさに今が旬の『中国』で大盛り上がり。
「新彊ウィグル自治区」なんてすっかりおなじみになってしまいましたね。

年配客が多いので幸丸師匠の『昭和30年代』もバカウケ!
ホントに師匠が言うとおり、あの30年代のほのぼのとした日本に戻って欲しいものです。

栄馬師匠は借り物抜きで、ハナから加賀屋佐吉方の使いが登場しました。

マグナムさんは「天国と地獄」のネタを始めてから面白さがアップしました。
その分、かなり体力を消耗しているようです・・・

楽輔師匠はいつもの爆笑マクラから『宿屋の富』でしたが、楽輔師匠の古典はその場面が頭に浮かび易いので、聴いていて安心感がありますね。

この「お盆興行」は芸協の定席である昼の部と、「しのばず寄席」が行われる夜の部の入れ替えがなし
このまま夜まで残ることにしました
コメント
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