演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

08/12/13 池袋演芸場中席前半・夜の部

2008-12-13 | 芸協定席見ブんログ
昔昔亭A太郎…『桃太郎』
※もう1人の前座さんはあっぷるさん。最近、A太郎さんとあっぷるさんが一緒って多いなぁ…
A太郎さんでこの噺を良く聴くのは、師匠へのリスペクトなのか?それとも、唯一師匠のことを“呼び捨て”にできるからなのか?

神田蘭…『伊達家の鬼夫婦』
(神田京子交替出演)
読んでる途中でいきなり大声!
「こうしないと、寝ている人がいるから…」
おかげで目が覚めちゃいました

ぴろき…「ダイエット~定食屋~ショートケーキ~携帯カイロ~バウムクーヘン~炊飯器~バス停~優先席~ファミレスの店員~プロポーズ~観葉植物~家賃~CD」
※珍しく短めでした。

日向ひまわり…『村越茂助 左七文字』
(瀧川鯉朝休演・三笑亭夢花昼夜交代)
※「本来なら昼の部に出ているんですが、私が夜になったので講談が3本になりました」というひまわり先生。
「講談を3本聴くと、熱が出ます。これを“釈熱”といいます」
最初に「講釈」って言葉を使わなかったので、ウケがイマイチでした…

山遊亭金太郎…『ふぐ鍋』
(春風亭柳之助昼夜交代)
※“ふぐ”なんて、もう15年くらい食べてないなぁ・・・

春風亭美由紀…「年の瀬~笹や節(松の廊下・両国橋出会い・別れの徳利・南部坂)~ベートーベン交響曲第九番ニ短調第四楽章『歓喜に帰す』(ドイツ語バージョン)・かっぽれ(フルバージョン)」
(新山ひでや・やすこ休演)
美由紀姐さん、わかってるねぇ!12月13日だからこその『笹や節』(奈良丸くずし)です。
さらに『第九』をドイツ語で熱唱
それだけでも満足なのに、『かっぽれ』をフルバージョンで
時節を心得ている芸人さんて感じがしますね

三笑亭笑三…『縮辞』
(柳家蝠丸昼夜交代・三遊亭笑遊順序変更)

桂歌春…『看板のピン』
※マクラからバカウケ!
「歳とって、『少しボケていた方が面白い』なんて言われます」と楽屋をチラリ

《お仲入り》

三遊亭笑遊…『千早ふる』
(三笑亭笑三順序変更)
笑遊師匠では初聴きの「千早」ですが、途中で私的なクスグリを入れてしまい客席が“サーッ”と引いてしまいました
それでも後半、ちょっと急ぎ足だったものの、こちらも大爆笑の高座でした!

昔昔亭桃太郎…『春雨宿』
※膝が痛いようで、登場と下がる時がちょっと痛々しい感じ。
ケメちゃんの「そーでは、ねーてばよ!」が好き

鏡味正二郎…「太神楽曲芸」
※女性客のみならず、男性客からも悲鳴に近い声が・・・

神田松鯉…『赤穂義士本伝 殿中松の廊下~赤穂義士外伝 天野屋利兵衛 利兵衛と河内守』
(神田陽子・神田紫・神田紅交替出演)
※登場したのが7時42分で、ハネたのが8時28分。
実質46分のうち、浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷に及んだいきさつから刃傷沙汰までを読み、さらに『天野屋利兵衛』の感動的な場面を一席。
場内もジッと聴き入っていたのが印象的でした。

それにしても桃太郎師匠が終わったところで、多くのお客さんが帰ってしまったのが実に残念。
『忠臣蔵』も遠くなったのかなぁ・・・