演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

10/04/17 巷談さくま亭

2010-04-17 | 講談会・落語会
一龍斎貞鏡…『二宮尊徳伝』(16分55秒)

一龍斎貞友…『幸せの黄色い旗(原作:神田茜)』(26分20秒)

《お仲入り》

一龍斎貞水…『紀伊國屋文左衛門 -難風乗っ切り-』(28分51秒)


土曜は半ドン仕事。
「さくま亭は6時からだから何してヒマをつぶそうかねぇ…」
と余裕ブッこいていたら、大江戸線で「上野御徒町」で降りるつもりが爆睡して一つ先の「新御徒町」
時刻は5時半!
今、落ち着いて考えれば「つくばエクスプレス」に乗って・・・と考えられるのですが、なにしろ“寝起き”なもんで思考回路は働かず、何年ぶりかでTAXI乗車
開演15分前に着いたら、お客さんはアタシ1人…おいおい!
何とか開演時には客席も埋まり、無事開演!

貞鏡さん
時間があるので『二宮尊徳伝』をタップリ
途中、尊徳が移住した村の名前がとっ散らかってしまい、アタシに助けを求める眼差しを感じましたが、アタシだって知らないよ!
まっ、とかく固有名詞は間違えやすいもんですな

貞友先生
先月の勉強会でネタ下ろしした作品。
ただ今回はちょっと危なっかしい場面が度々あり、後半メロメロ・・・
「ネタ下ろしは緊張しているから間違えないが、2席目以降が危ない」という“格言”通りの結果になってしまいました

《お仲入り》の時、テポドン…じゃなくてデコポンのサービスがありました。
甘くてうまかった!

貞水先生
貞友先生の高座を引き合いに出し、
『人前で失敗しても、そこをまた稽古し直せばいいんですよ。人前で失敗したことは絶対に忘れないから。そうやって稽古すれば、それは“自分自身で力を付けた”ことになる』
深いなぁ・・・
「いつも適当な話でごまかしてるから、『今日はまともに一席やってくれ』と言われたもんで・・・」
と、江戸時代の「鞴(ふいご)祭り」で稲荷神社にみかんが奉納された話に入りました
みかん?・・・もしや紀伊國屋文左衛門???
まさにドンピシャ!
紀伊國屋文左衛門の「五十嵐小文治」という名前を説明する時、
「小文治ったって落語家じゃないですよ。でも、今の小文治もいい男でねぇ。去年、芸術祭の賞をもらって・・・カミさんも美人なんだ。三味線弾いてね・・・下座さんやって、夫婦で寄席に出てる」
楽しい“ひきごと”を披露しつつ、文左衛門と荒くれ船頭たちのやり取りを、迫力ある高座で聴かせていただきました!
※この読み物は「宝の入船」とか「千両みかん」という題もありますが、貞水先生は『難風(なんぷう)乗っ切り』とおっしゃっていました

沖の暗いのに 白帆が見える あれは紀の国 みかん船
コメント
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