(前回より続き)
東洋大井上先生
子供がいても家の墓は守れない時代
息子がいても、未婚・転勤・妻側を守るなどの理由で・・
跡継ぎを必要としない墓を購入する1~2位は、子供がいる人たち。子供がいても、継承の必要のない墓を求めている。
跡継ぎ制が制度疲労を起こしているのです。
将来はだんだんと集合墓になってくるのではないか
視聴者からのご意見(FAX1800通)
・先祖代々と言うけれど、たかが100年明治から今のような先祖代々の墓になった。
・夫は元々他人。その他人の家族と死んでからも一緒にいたくない。死んだ後も一緒にと思える人と結婚したかった。
・死んでからも主人の側にいるのが心休まるような気がする。私も知らない死後の世界だから、いっしょがいい。
・私の住んでいる所は田舎なので、自動的に先祖の墓に入るしかない。選択肢はありません。ははは
・私たちは同じ墓に入りたい。人間は1人で生きているわけではない。子供がいる場合、先祖を大切にし、まわりに感謝するということを教えたい。
・子供がいない人も、そのような気持ちをつないでいくことは、大切ではないか。
・どういう気持ちで一緒に、墓に入らないと言うのだろう。エゴ個人主義だ。
・地球は大きなお墓
・どう生きるかは、どう死ぬか
ゲストコメンター
死後のことを語るということは、今の不満を堂々と言うということ。
墓に入らないと言う事は、何かためこんでいることではないか。伝統的な
ことに反対して、気持ちが楽になると言うことなのか?
感想
何も言わなくても妻は黙って実家の墓に入るという夫の考えは、これからは通用しないだろう。
夫と入りたくないという妻たちは、夫婦間に何かの原因がある。
若い頃からお墓のことで話し合っておくこと。価値観がズレないように話し合いが必要。
一緒に生活しない人とは、いくら親であったとしても一緒に入りたくないという感覚が優先する。核家族・個別主義の影響。
特に女性は男性より、あの世についてのイメージと力が豊か。男の想像を超える。
昔であれば墓にと入るとか入らないとか、そんな選択肢さえなくて、死んでいった。代々の墓があり、黙っていても子供が葬儀・埋骨し、みんなそのように逝ったから。現代とは状況が違う。
何か基準となるともの。昔の葬送の文化を知ってアレンジするのは良いかもしれないが、突拍子もない・・葬のように、商業ベースのものはおすすめできない。葬儀は日本の伝統文化というと一面がある。自然観・アニミズム・神とホトケ。畏怖と恩恵・感謝など。
誰もが死ぬのなら、自分が誰によって、どのように、どこへ葬られるか、家族に変わるものの存在と、安心して眠れる場所の確保が必要。それを決めるのは自分。死の準備教育が大切か。
単にお墓の問題はお墓だけのことだけでなく、あの世のことがセットにならなければならない。それでは、あの世のことは誰が説明するのか。
やはり坊さんか宗教者なのだろうと想います。
まとまりのない書き方ですが、本日は以上です。
特に女性、そしてお一人様、あの世のことについて、今後も考えていきましょう。