京都で、闘病中の貴兄を思い今年はスタートする。
本年はオリンピックイヤー。人生の2度目の自国開催だ。運よく当選した。3度目はない。
平成をフルに生きて来たが、昭和は戦前・戦後で大きく括っても違和感はないが、平成はスタートとエンドでは世の中の進歩と価値観はすっかり変化し、昭和世代は誠に生きにくくなった。モノも言えない。言ってはならない事が余りにも多すぎて居心地が悪い。
若者たちに結婚して子供を作るように助言できない。子供を育てる苦労は経済的な事だけではない。子をもって親の心を知るのだ。男は男らしく、女は女らしくとも言えない。男か女か判明つかない人も多い。若い男子が厚化粧するような時代だ。
働き方改革は、世に役に立ちたいエリート志向の有能な人材が育たないようにする陰謀だ。少数者を大事にするのと、少数意見を尊重するのとは違う。しかし多数決も正しくない。我々逃げ切り世代は良いけど、今どきの若者は大変だ。SNSが相談相手とは情けない。
結婚相手もAIで選ぶ時代が来るとも言う。SNSで知り合って結婚する人はすでに相当いると聞く。ある識者によると、SNSの利用のない人は信用できないと言っていた。リアルでの人脈こそ重要と信じている我々とは大違いだ。自動運転など安全性の向上は歓迎だが、AIが内心にまで及ぶのは勘弁してほしい。
相当な生きにくさを感じながら令和を生きて行く。次の年号も生きて行きたい。生きねばならない。生きたい。