広島・府中町を流れる榎川で氾濫があり、それをライブで放送していました。(10日の昼頃)
幸い、この氾濫で人の被害は無かったようです。
テレビでは、ここ2日ほどは雨が降っていないのに、川の氾濫が発生する事に疑問が・・・⁉
それに対して専門家が答えた。
山の上の方で、豪雨により流れ出した土石が、途中の木などに引っ掛かって自然堤防が出来た。
そこが満杯になり、その圧力で自然堤防が壊れて一気に大量の水が土石と共に流れ出した。
そんな感じで説明していました。
それを聞いたときに思い出しました。
そんな事は山で生活している人なら常識で、子供でも知っています。
台風や大雨になると、その集落の人達は集まります、男も女も。
男はグループを組、女達は手分けしてオニギリなどを作ります。
例え、それが深夜でも、昼間でも同じです。
そして、台風や大雨が続くと仕事を休んでも、集落の共同作業を優先します。
その共同作業は、、、、
風雨の中をグループで山登りをして、集落の水源のチェックです。
風雨で夜はかなり危険ですが、それでも実行します。
山は広く、一晩中になります。
「水源のチェック」と言う事になっていますが、現実はそれだけではありません。
山を知り尽くした地元の人達は、水の流れもほぼ把握しているので、流木で塞き止められる可能性のある場所も知ってて。
そこをチェックして、貯まりそうだと、少ない内に取り除くのです。何ヵ所も有るそうです。
危険で厳しい作業ですが、それをやらないと、集落がどうなるかを理解しているからです。
危険は小さい内に取り除く‼
これを実践しているので、この共同作業は毎年の様に有ります。
場合によっては年に複数回あるので、そこで育つ子供達も自然と知る事になります。
余談ですが・・・・
古民家ブームとか、地方の活性化とかで。山に近い田舎に移り住む人達が増えていますが、残念な事に集落の共同作業に参加しない人が多いんです。
今は、、、、我慢している地元の人達も多いが、我慢はいつまでもは続かないでしょう・・・。
田舎で住むのは簡単じゃない‼