25日に発生した事件
養護施設の施設長が、元・入所者に刺殺された、、、
「 施設の人間なら誰でも良かった」 と逮捕された田原仁(22) は言っているらしい。
まだ詳しい動機や経緯はわかりませんが 、、、嫌な予感はあった。
この種の事件を起こす人間は 基本的にブレーキが弱い 。それなりにブレーキが効く人は、日頃、何かに(誰かに)不満を持っていても、直接相手に危害を加えることはしません。
例えば、、、
日頃 、警察官に対して不満を持っていたとします 。そんな時に自分には直接関係ない、どこかの警察官が人に批判を受けるようなことをして、連日のようにマスコミで大きく騒がれると、、、 どこかの交番などを襲ったりする人間が出てきます。
また、北海道で小学校の先生が教え子を淫行し、写真を撮ったりしたと大きく報道されると。九州の小学校の先生は子供たちに野次の攻撃を受けたりします。
ブレーキの弱い子供は成長過程なので仕方ない部分もあるが 、責任ある大人は大問題です。
でも 現実には存在します。
私もこのブログで書きましたが、小4女子の父親による虐待死の事件で学校・教育委員会と共に児童相談所が批判の的になり。社会の「悪」のように報道されました。
マスコミも決して児童相談所や施設そのものを批判しているのではなくて、事件になった所の対処を批判しているのですが。
この若草寮で刺殺事件を起こした田畑のような人間は、そうは受け取りません。
今回事件の現場となった児童を保護する施設。これはそれぞれの施設でかなり違うみたいです。開放的な所もあれば、かなり規則が厳しい所もある 。
もちろん役所の認可を得ているので、ある程度は統一されていますが、その受け入れや児童に対しての対処は経営者によって異なってきます。
被害にあった施設長の大森さんですが 。施設長という肩書きが施設での方針を決定しているように思う人がいると思います。しかし現実はそうではありません。施設長と言っても経営者の方針のもとで、現場監督と作業員を兼ねているのが現実です。
実は、、、
かなり昔の話ですが、私は二つの児童養護施設と接する期間が何年かありました。
それは愛知県にある施設で、そこで働く人々は私の想像を超える優しい人たちばかりでした。 児童に対しての優しさを、何があろうとも投げ出さない姿勢には驚きさえ覚えました。
脱走・窃盗・暴力 ・性行為と問題は後を絶ちません。 それでも感情的に叱ることはなく、子供の目線に立ち、一緒に考えるのです。
それが驚くほど粘り強い‼
施設に 子供を預けた一部の親の中には 、自分で育てることが可能なのに、まるで「子捨て場所」のように施設を利用している親も存在します 。
そんな親に対しても優しく接するのは理解できなかった。
施設に行き子供と遊ぶと、小さな子供が私を食堂に連れて行き、お菓子の箱から飴玉を取り出して、私に渡すのです 。
一瞬これは良いのかと思った❓
すると施設の人が良いんでよと。
理由を聞くと、、、
これを規制すると黙って盗む子供が出てきて、犯罪を発生させてしまうので、、、
これも、それで本当に良いのかなと感じました❓
しかし私には正しい方法の案などなく「そうなんだと」思い直すしかありませんでした。
私が帰ろうとすると、知らない小さな子供が手を握って離さない。
これには正直参りますね。
小さな手で私の指を握りしめる。そこから伝わる感覚は表現できません。
私に子供がなく、育てた経験がないので余計に感じたのかもしれません。
しかし、何年かにわたって接すると。中学生になった頃から人によって大きく方向が違ってきているのが解ります。
自分の置かれている立場を理解し、自分でしっかりと生きていこうと驚くほど芯の強い子供もいれば。自分は親に見放された被害者だと、親や社会の大人に反感を強く持つ子供も現れます。
今回の事件を起こした田原仁ですが18歳まで入賞していました。
養護施設では子供を預けた親や祖父母と連絡を保ち、児童の引き取りについて常に話し合っています。
特に中学校や高校に進学する時は、一つのきっかけとして児童の引き取りを促したりします。
それは子供が新しい同級生と接することになり、元・施設の子と言うのが周りの人に分かりにくいので、子供がその事に劣等感を持たずに過ごせるからです。
ただ虐待なので親子関係が崩壊している場合はそういうわけにはいきません 。
この田原仁も18歳まで入所していた点から見ると、親子関係は崩壊していたのかもしれません。
この田原仁を弁護する気持ちなど一切ありませんが、、、、
18歳まで養護施設で育った子供が、社会に出て暮らしていくのは並大抵のことではありません。
彼らはゼロからのスタートじゃなくて、大きなマイナスからスタートします。親も親戚も知人も誰も助けてはくれません。
当然ですが、だからといって犯罪を犯してもいいとは絶対になりません。
現実的に恵まれない境遇が長く続くと、どこかでキレてしまう可能性は高い。そんな状況でも頑張って社会で通用する人になっている人たちも大勢存在しているのも事実です。
しかし、頑張った子どもたちを引き合いに出して、そうでない子供たちに救いの手を差し伸べない社会には問題があると思います。
日本は親子関係が強く保護されていて、他人や行政が手を出しにくい状態です。
あくまでも個人的な考えですが、、、
子供を長期間にわたって養育できない親からは、もっと強い権力で引き離してもいいのではないか。その時期は中学を卒業するまでに行い、別の代理親を探すべきです。
新しい親子関係や実の親との関係を実情に合わせた法整備が必要です。
これは非常に難しい判断なのですが、、、
「子供は国の宝」
宝物を粗末にする輩からは取り上げてもいいのでは❓
実の親との関係は、子供が社会に出て、大人になって数年後に判断すればいい。
劣悪な環境で育ち、、、
後々に犯罪者になっていく子供が大勢いることは悲しい事実です。
めでたく 親が子供を迎えに来て 出所する時に 、それを見送る子供達の気持ちを 少しでいいから考えて欲しい。
養護施設の施設長が、元・入所者に刺殺された、、、
「 施設の人間なら誰でも良かった」 と逮捕された田原仁(22) は言っているらしい。
まだ詳しい動機や経緯はわかりませんが 、、、嫌な予感はあった。
この種の事件を起こす人間は 基本的にブレーキが弱い 。それなりにブレーキが効く人は、日頃、何かに(誰かに)不満を持っていても、直接相手に危害を加えることはしません。
例えば、、、
日頃 、警察官に対して不満を持っていたとします 。そんな時に自分には直接関係ない、どこかの警察官が人に批判を受けるようなことをして、連日のようにマスコミで大きく騒がれると、、、 どこかの交番などを襲ったりする人間が出てきます。
また、北海道で小学校の先生が教え子を淫行し、写真を撮ったりしたと大きく報道されると。九州の小学校の先生は子供たちに野次の攻撃を受けたりします。
ブレーキの弱い子供は成長過程なので仕方ない部分もあるが 、責任ある大人は大問題です。
でも 現実には存在します。
私もこのブログで書きましたが、小4女子の父親による虐待死の事件で学校・教育委員会と共に児童相談所が批判の的になり。社会の「悪」のように報道されました。
マスコミも決して児童相談所や施設そのものを批判しているのではなくて、事件になった所の対処を批判しているのですが。
この若草寮で刺殺事件を起こした田畑のような人間は、そうは受け取りません。
今回事件の現場となった児童を保護する施設。これはそれぞれの施設でかなり違うみたいです。開放的な所もあれば、かなり規則が厳しい所もある 。
もちろん役所の認可を得ているので、ある程度は統一されていますが、その受け入れや児童に対しての対処は経営者によって異なってきます。
被害にあった施設長の大森さんですが 。施設長という肩書きが施設での方針を決定しているように思う人がいると思います。しかし現実はそうではありません。施設長と言っても経営者の方針のもとで、現場監督と作業員を兼ねているのが現実です。
実は、、、
かなり昔の話ですが、私は二つの児童養護施設と接する期間が何年かありました。
それは愛知県にある施設で、そこで働く人々は私の想像を超える優しい人たちばかりでした。 児童に対しての優しさを、何があろうとも投げ出さない姿勢には驚きさえ覚えました。
脱走・窃盗・暴力 ・性行為と問題は後を絶ちません。 それでも感情的に叱ることはなく、子供の目線に立ち、一緒に考えるのです。
それが驚くほど粘り強い‼
施設に 子供を預けた一部の親の中には 、自分で育てることが可能なのに、まるで「子捨て場所」のように施設を利用している親も存在します 。
そんな親に対しても優しく接するのは理解できなかった。
施設に行き子供と遊ぶと、小さな子供が私を食堂に連れて行き、お菓子の箱から飴玉を取り出して、私に渡すのです 。
一瞬これは良いのかと思った❓
すると施設の人が良いんでよと。
理由を聞くと、、、
これを規制すると黙って盗む子供が出てきて、犯罪を発生させてしまうので、、、
これも、それで本当に良いのかなと感じました❓
しかし私には正しい方法の案などなく「そうなんだと」思い直すしかありませんでした。
私が帰ろうとすると、知らない小さな子供が手を握って離さない。
これには正直参りますね。
小さな手で私の指を握りしめる。そこから伝わる感覚は表現できません。
私に子供がなく、育てた経験がないので余計に感じたのかもしれません。
しかし、何年かにわたって接すると。中学生になった頃から人によって大きく方向が違ってきているのが解ります。
自分の置かれている立場を理解し、自分でしっかりと生きていこうと驚くほど芯の強い子供もいれば。自分は親に見放された被害者だと、親や社会の大人に反感を強く持つ子供も現れます。
今回の事件を起こした田原仁ですが18歳まで入賞していました。
養護施設では子供を預けた親や祖父母と連絡を保ち、児童の引き取りについて常に話し合っています。
特に中学校や高校に進学する時は、一つのきっかけとして児童の引き取りを促したりします。
それは子供が新しい同級生と接することになり、元・施設の子と言うのが周りの人に分かりにくいので、子供がその事に劣等感を持たずに過ごせるからです。
ただ虐待なので親子関係が崩壊している場合はそういうわけにはいきません 。
この田原仁も18歳まで入所していた点から見ると、親子関係は崩壊していたのかもしれません。
この田原仁を弁護する気持ちなど一切ありませんが、、、、
18歳まで養護施設で育った子供が、社会に出て暮らしていくのは並大抵のことではありません。
彼らはゼロからのスタートじゃなくて、大きなマイナスからスタートします。親も親戚も知人も誰も助けてはくれません。
当然ですが、だからといって犯罪を犯してもいいとは絶対になりません。
現実的に恵まれない境遇が長く続くと、どこかでキレてしまう可能性は高い。そんな状況でも頑張って社会で通用する人になっている人たちも大勢存在しているのも事実です。
しかし、頑張った子どもたちを引き合いに出して、そうでない子供たちに救いの手を差し伸べない社会には問題があると思います。
日本は親子関係が強く保護されていて、他人や行政が手を出しにくい状態です。
あくまでも個人的な考えですが、、、
子供を長期間にわたって養育できない親からは、もっと強い権力で引き離してもいいのではないか。その時期は中学を卒業するまでに行い、別の代理親を探すべきです。
新しい親子関係や実の親との関係を実情に合わせた法整備が必要です。
これは非常に難しい判断なのですが、、、
「子供は国の宝」
宝物を粗末にする輩からは取り上げてもいいのでは❓
実の親との関係は、子供が社会に出て、大人になって数年後に判断すればいい。
劣悪な環境で育ち、、、
後々に犯罪者になっていく子供が大勢いることは悲しい事実です。
めでたく 親が子供を迎えに来て 出所する時に 、それを見送る子供達の気持ちを 少しでいいから考えて欲しい。