参議院での代表質問で、少しだが辻元清美議員の質問の中に大事な事が有りました。
それは、兵庫県の知事選挙で行われた行為です。
例の知事については、PR会社の社長の言動について、テレビなどでは取り上げています。
しかし、あの知事選挙で問題なのは別の所に有ると、私は思っています。
それは辻元清美議員が指摘した、明らかに当選を目的としない立候補者をそのままにして良いのかと言う問題です。
これが許されるなら、他の候補者を当選させるためや、逆に落選させるために立候補し、選挙カーに乗って批判したりする事を認めてしまします。
マスコミが大きく取り上げているのは、
当選した知事と、それを応援したPR会社の女性社長の言動が公職選挙法に触れると言う点です。
告訴した人も居るようで。それが受理されるかどうかで成り行きは違ってきます。確かに当選者に法に触れる行為が有れば大問題です。
ただ、この兵庫県知事選挙に置いて疑われている出来事は、両者の認識の違いで片づけられそうです。
PR会社の社長の知識不足と、違反を見ても、見ない振りをしていた知事側と言う事でしょう。
人として問題は有るし、知事としては失格かも知れないが、それを法で裁く事は出来ないでしょう。
答えが出ない事がマスコミとしては長く使えるネタですが、
一国民として公平な選挙が行えない「目的外の立候補」の方が、民主主義の根幹にかかわり大問題だと感じています。
これは早急な法整備が必要です。