今年の八月、、、暑い時期だった
自分の人生設計を色々と考えました。
一時は畑や田んぼをして暮らすのも良いかなと、少しは思っていたが・・・
なかなか良い案が浮かばす、とりあえず良い案が浮かぶまでは働いてみようと、働く事を簡単に考えていた。
就活と言っても何から始めたら・・・と
ふと思いついたのがシルバーセンターでした。
その内容は理解していないのですが、まぁ確認してみようと・・
電話の話で、面接・説明会・入会と2~3度はセンターの方に行く事が決まった。
指定された日に行くと、10数人の人が来ていましたが、、、、
たぶん私が最年長です。50才代・60才才代が中心の感じでしたね。
公益社団法人のなので、私は勝手に公的な部分が有るのだろうと思っていましたが。現実は一般の就職あっせん会社と変わらないですね。
シルバーセンターの会員になる為に色々な講習を受けながら、他の一般的な業者にも会員として登録しました。これは登録しないと希望の仕事を見つけても、事業者には繋がりませんので、会員登録は必要条件です。
テレビなどで宣伝している業者の全てと言っても良いほど、手当たり次第に登録しました。
そのお陰で、毎日色々な紹介業者から迷惑なくらいメールが届きます。
その中で「70才以上」とか「75才以上」とか「年齢不問」を重点的に選び出し、指示通りに必要事項を書き込んで申し込みます。
すると、、、雇い主の会社から90%はメールで断りが入ります。
残りの10%は事業者の担当者が電話で断りが入ります。
この繰り返しが8月の中頃から10月の末まで続くと、流石に落ち込みます。
もう私は社会では役立たずなんだと言われている気がします。
確かに・・・70才過ぎて、新しい仕事をするなんて人はそんなにいないでしょう。大抵はそれまでやっていた仕事関連で働いています。
年末も近くなったので、年末ならではの仕事ならなんとか・・・と思って
郵便局のお歳暮の仕分けの仕事を応募しました。高校生の時にアルバイトした仕事です。
これは相手から珍しく電話が有りました。
しかし、、、「荷物の中には30kgも有る物も・・」と70才の体力では無理と断られました。
私、、、一昨年前まで30kgある米を手積みでトラックに乗せて出荷していたので大丈夫とは言えなかった。確かに自分の事なら、自分で休憩できるが、雇われていたら流れ作業になり、それは出来ないので無理なのかもしれないと。
年末の特別なパートも年齢を理由に断られたら・・もう、どうしようもない。
自分の中でトイレ掃除を含む清掃の仕事は避けていました。
それを取っ払って、その種の仕事を申し込んだら・・・
「女性のトイレ掃除も有るので、男性は・・・・・」と断られた。
女が男のトイレに掃除の為に入るのは良くても、その逆はダメなんですね。
車や単車を使っての送迎・配達・機材の運搬は年齢で断られる。
確かに免許証の返納を進められる年頃ですから😢
トイレ掃除は男で断られる。
軽作業は年齢による体力不足で断られる。
70才を過ぎると、新しい仕事に就く事は自営以外に無いのだろうか。
私には最後の砦・・・
知人が経営している交通誘導員。
これなら義理からでも断れないだろうと・・・
やりたくは無いし、体力的に不安もあるけど、まぁそれとなく言ってみたら
「ほんまかいなぁ~? 本気でも絶対に無理」
・俺と同い年の奴が居てただろ、、、と言うと
「あの人は50才代からやってるから手の抜き方を知ってるし。その人も今年の春に辞めた」と
話をしている横から、その会社の一番のリーダーが話しかけてきた。
「本気ですかぁ~、きついですよぉ~。あの辞めた人も最後は誘導中に崖から落ちて怪我をして辞めたんです。私も現場に行ったのですが、崖と言っても普通の人ならこけるだけで怪我などしない所でした。やはりベテランでも体が反応しなくなってるんですねぇ」
・お前、ワシをそんなに年寄り扱いしてるのかと・・・
笑いながらそれは無いと否定はしていたものの、話はそれで終わりです。
街で見かける交通誘導の警備員は日焼けして年寄りの様に見えるけど、正確には70才の少し手前だし、過ぎてる人は少数でかなりの経験者みたいです。
70才を過ぎると簡単には仕事を見つける事は出来ないと痛感しました。
ネット広告で「あなたの仕事選びは間違っている」と言うのが有りました。
それを見て見ると、、、20才以下・25才以下と、10才間隔ではなく5才間隔で仕事選びの方法などが書かれていました。
ずぅぅっと見ていくと、最後に「50才以上」と、それ以上の年代を一括りになっていた。
直ぐに閉じました。
全国ネットの仕事を紹介する会社に登録して、出ている求人を片っ端から見た。
「70才以上」 「75才以上」 「年齢不問」 「パート・アルバイト」
これらの項目に絞っても情報は大量に有ります。
紹介する会社の情報から「詳しく」をクリックすると、求人している業者が発信しているページに行きます。
そこを詳しく見ていくと、最後の方に年齢制限・69才まで(当社規定により)と。
これが上記の「70才以上」のページに載っているのです。
他の情報も全てコレか、わが社では30代40代を中心にシニアも活躍していますと書かれています。そう活躍している経験者は存在すると書かれているが、新しくシニアを求人しているとは書かれていない。
別に良いんだけど・・・男女雇用機会均等法で「女限定」とか「20代限定」とかの求人が出来ないんですね。
ですから最初からシニアを雇う予定など無い事業者の依頼でも、
人を募集するあっせん会社が求人の窓口を広げているんです。
結局、その為に高齢者に絞った求人が無いんです。費用も掛かるし。
この実態を理解した時に、今までの行動はまったく無駄な相手に求職していた自分が情けなくなると共に、最初から分けておいてくれよぉ~って感じに。
高齢者・障がい者の就職支援を看板にしている組織も有ります。
それを確認すると・・・
主に高齢者・障がい者を雇う側に対しての支援でした。
チョッと表現が悪いが・・
さほど役に立たない人たちを雇用すれば、国から色々な支援が受けられますよと言う話です。
その組織にも小さく就労する為の講習支援も有った。
見ると・・・最高齢の枠は60才までだった・・・
もう既に12月、9・10・11月の三カ月は、丁寧に断られ続けて落ち込んでいたら。シルバーセンターから電話が・・・
「12月24日までの仕事ですが、やりますか?」
仕事の内容も聞かずに即答で 「やります」と
シルバーセンターと一般の業者と変わらないと言いましたが撤回します(笑)
話と仕事の内容の説明を受ける為にセンターにチャリで25分。
仕事は簡単で、センター内の作業場で可能でした。
仕事も短時間で、24日まで働いても2~3万円になればいい方です。
チャリで行き来するのが一番大変な感じで、雨にならない事を祈るしかない。
しかし、そんな事を言ってる場合じゃない。
三か月間にわたり、悔しい思いをしながらそれなりに探しても見つける事が出来なかった仕事です。
シルバーセンターの人(男)は高齢者を扱いなれているのか、高齢者が持つ変な自尊心を傷つけない言動に終始していました。
来ていたのは私の他に女性が4人。
男は私一人で、美女に囲まれていい仕事だ・・・とは思えなかった(笑)
4人の女性の中に、明らかに私より年上の人が1名で、他の人は近いか少し下の人達です。
24日で終わる仕事ですから、もう年末年始は活動も無理だろうし、私の課題は解決したとか、未来が見えたとかは言えません。
しかし、やるしかない。
シルバーセンターの人のおかげで、一時的にしか過ぎないけど、あの屈辱感からは解放されました。。。感謝です