昨日、始まった王位戦。
タイトル保持者は藤井聡太。 挑戦者は豊島将之九段です。
豊島九段の先手で、戦い方は先手の誘導によって進むのですが。
先日の棋聖戦と同じように挑戦者の研究は凄い。裏を返せば過去にあった道筋では藤井五冠に勝てないと言う事なのでしょうか。
両者の駒組は先手の豊島九段の誘導で進んだが、その途中で前例のない形に進んでいった。
これは豊島九段が研究して選んだ道筋です。
流石の藤井王位も長考をせざるを得なくて両者の消費時間は大きく開きました
2日目の今日に数手進んで藤井王位の84手目が指された。
ここまでの形勢はAI判断では50%・50%で互角だったのですが、その84手目で一気に豊島九段が有利となりました。
AI判断では66%・34%で豊島九段有利と示しています。
確かに未知の世界に入ってからは豊島九段の攻撃が継続されて、藤井王位は防戦一方です。
相手の攻撃をしのげば形勢は逆転しますが・・・・この84手目をAIは悪手と判断しています。
今の道筋を研究済みだと思われる豊島九段も84手目は指さないと思っていたのか・・・
チョッと予想外の手に驚いている様子で、85手目を前に考え込みました。
もう2時間近く考えています。
この長考が読みを外され迷っているのか、それとも「勝ち筋」の確認を丁寧にやってるのか・・・
機械は簡単に「悪手」と判断できますが・・・
人間は「あの藤井五冠が指した手」となり、何か自分の考えの外にある一手が有るのだろうかとなりますよね。
ただ、その人間の解説者も王に迫る速度に差があり、豊島九段の勝ちを予測している感じです。
確かに私の様な素人が見ても、豊島九段の王を攻撃するかかりが無く、それを作る前に自分の王が危険水域になりそうです。
でも、、、AIを超える一手をたびたび繰り出すのが藤井王位です。
今回もその一手を見てみたい
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