ヤクザの組事務所😱😱
普通の人は行くことはないでしょう。
私は普通の人間ですが。
仕事が普通じゃなかったんですね。
やっぱり😨
『サラ金』と言われていた消費者金融会社に勤めてましたから。
仕事柄、弁護士の先生との折衝も多かったし、裁判所にもよく行きました。
その一方で
ヤクザ屋さんとの折衝や場合によっては組事務所へ行ったり
債務者の自宅へ訪問すると
何故か?恐いお兄さんがいたり。
支店にヤクザが来たり
まぁ。普通ではないんでしょうね。
組事務所はあと
大阪南部にある『テキ屋』のT組。
テキ屋さんは
お正月にお寺や神社で屋台のお店が出てるでしょ?😅😅
それです。
イカ焼きとか?りんご飴🍎とか売ってるんです。綿菓子とか。
売ってるものは可愛いんですけどね。
売ってる人達の中には
恐いお兄さんも😱😱
そんなT組へ先輩と行った事がりました。
先輩は元警察官の経歴を持ってましたので
『Y君、ヤクザは別に怖がらなくてええねん。堅気に手を上げて懲役くらうのは、割にあわんからな。大丈夫や。』
と先輩とT組の門の前。
予め電話で組から『金?欲しかったら事務所まで来いやぁ!』と言われてましたから。
事務所に入ると。
結構、若いもんの衣類がたくさんかけてありました。
東大阪市の組事務所とは全く雰囲気が違いましたね。
奥の応接室に通され
二階から、チンピラでなさそうな男性が降りて来ました。
『おー、よう来たなぁ。まぁ座りっ。』
椅子に腰掛け男性はいきなり
『1割で呑んでくれるんか?』
すると直ぐ様先輩が
『呑めませんわぁ。』
その答えに表情が険しくなった男性は
『ほな、はんぼ?やったら呑むんや?』
『利息はいりませんわ。元金は全額・・』
『アホか?お前ら。ワシら入って元金全部?何を寝言言うとんねん!話にならん!』
この時、ふと周りに目をやると数名のチンピラの若いモンが私達2人を取り囲んでました。
『おい!こいつら1割で呑む言うまで返すなや!表のシャッター閉めや!』と若いモンに命じる男性。
私はヒヤヒヤもんでした。
すると元警察官の先輩は
淡々と
『ほう?監禁するつもりですか?別に構いませんけど?会社に戻ったら顧問弁護士に相談させてもらいますワ。脅されで元金の1割にせぇって言われたと•••』
すると相手の男性が急に声を荒げ
『ゴラァ‼️お前らヤクザに脅しかけるんか?』
『あ、恐いですやん。おーー恐ッ!』と先輩。
『今日は会社に帰らせて下さい!ウチは元金の1割なんて応じられませんし。監禁されかけてますし。』と先輩。
周りのチンピラからも
ワァワァ何か言うてましたがわかりませんでした。
と先輩が
『私、元○○警察で警官してましてんけど。』
その一言で周りでワァワァ騒いでいたチンピラは一瞬で静かになりました。
『ほう。元警察官がサラ金の社員か?ホンマか?』
『ホンマです。ホンマか嘘か。これ以上、ワタシらに脅しかけるんなら、かけたらよろしいやん。今、黙って返してくれたら、なかった事にします。ただし、元金の1割は出来ません。元金は下さい。それがムリやったらワタシらは債務者本人に請求させてもらいますわ。』
まぁ。偉い強気でヤクザに言う先輩。
凄いなぁ。と思いました。
結局、私達は事務所を出て、この債務者へ先輩は請求しました。
ヤクザに頼んだ事を知らなかった債務者本人は弁護士に相談し、破産宣告をしましたけどね。
結果的には『チャラ』となりましたが。
反社会勢力に屈しなかった先輩は凄いなぁ。と😅😅
私には、そんな度胸がありません。
元警察官という経験なのかなぁ。
昭和59年頃の事やったと思います。