サラ金😯
これは当時、業界の通称でした。
嫌な響き
サラリーマン金融を略してます。
平成3年の頃でした。
大阪中部の支店長をしていた頃です。
大抵、大手は同じテリトリーで競争してました。
近鉄沿線の某駅で。
早朝のティッシュ配布を新卒女性社員に任せていたのですが。
ある日の朝
ティッシュ配布に行ったのに?
ものの10分もしないうちに帰ってきた2人の女性社員が。
『支店長!私達が配っていたら、急に武富士さんの社員が来て、そこを、どけ!って言われましたぁ!』と半べそ😭
どうやら武富士の女性社員から言われたそうでして。
私は事情を聞いてから
武富士へ電話をしたわけです。
『どういう事?○○駅って武富士の所有なん?』
武富士の支店長も社員を庇うわけです。
ま、一応、事実確認して折り返し電話するとの事となり連絡を待ちました。
数分後。
『あ、申し訳ない。でも。エスカレーターの前から移動するよう頼んだってウチの社員は言ってます。』
はぁ?と私は思い
『あのね。先にウチの社員が、そこで配ってたんですわ。武富士さんが、そこで配りたいなら、ウチが終わってからにすんのが常識違いますか?』😤
なんで?ウチが追いやられないとアカンのですか?
そう言うと
武富士の支店長も謝ったのですが。
ほんの些細な事で揉めましたけど。
武富士は他の大手サラ金会社とは仲良くしない方針。
当時は今みたく個人情報保護法などもありませんし。
同業者同士の情報交換はたまにありました。そんな緩い時代💦😅
ある日、とある顧客の件で武富士に連絡したのです。
まぁ。詐欺のような借入をした顧客がいましてね。
私は武富士の支店へ行き支店長と、その顧客の情報交換をしたんです。
『ホンマは他の会社と話をしたら、あかんのですけど。この前のティッシュ配布の件でご迷惑をかけたし、ウチの、その顧客情報については教えますワ。』
という事で教えてももらったんです。
そして、その2、3ヶ月後。
情報センター主任者研修が行われまして
大手から零細までのサラ金会社の店長クラスが来てたわけです。
大阪の
中之島公会堂だったんですえどね。
そこで、その武富士の支店長とバッタリ廊下で会ったんです。
挨拶もそこそこにしてから
『俺、飛ばされ降格ですわぁ。今日の研修が最後。』
『え?どないしはったんです?』
『この前、御社にお客さんの情報言いましたやん?それ、部下にチクられましてん。』
それで降格。
同業者との会話で社内情報を言うと
降格らしかったそうな。
とにかく出世も努力次第で早いのが武富士
そして不始末したら降格も。
他の
同業者同士で当月の新規獲得数とか
時に食事会をした事とありますが。
武富士だけは
厳戒体制でしたね。