台風の進路が気になる

先日発生した台風16号。現在。フィリピンの東の海上にあって、北西方向に進んでいるものと見られています。中心付近の気圧は985hPa、中心付近の最大風速は23メートルとなっています。
台風16号は、このあとさらに発達。引き続き、北西方向に進むものと見られています。先ほど台風の予想進路を見てみたのですが、フィリピンの東の海上を進み、台湾付近へと達する…となっています。
問題は、その台湾付近を通過した後です。ちょうどそのあたりに偏西風があるのか、台湾付近を通過直後に東へと進路を急転換するとの予報になっています。
その後は東シナ海を北東方向へと進み、九州や日本海側を伺うとなっています。問題は、その後の進路予報です。まだ日本から遠いせいか、進路の予報が定まっていません。
明日以降の予想天気図を見ると分かるのですが、現在の日本付近は「梅雨時の気圧配置」とそっくりなのです。今年の梅雨時には、いくつか台風が接近して来ている事を、覚えている方も多いと思います。
一概には言えませんが、今回の台風16号も似た様な進路を取る可能性が高いと想像出来ます。ただ梅雨時と少し違うのは、大陸からの高気圧が東進しやすい環境にある…という事です。
今日現在の予想進路では、九州の西の海上か日本海側が濃厚…となっていますが、上記の高気圧の東進時期と重なれば、さらに東向きに進路を変える事も充分に考えられます。
そのあたりを踏まえて、気象庁の台風の予想進路は「大きめ」となっているのです。一般的には、予想の円の中心付近を通るもの…と考えられていますが、今回の台風16号には当てはまらない事も予想出来ます。
ましてや、現在の日本付近には秋雨前線が横たわっています。台風の接近＋進路上の秋雨前線です。大雨となる可能性も秘めています。
台風16号の影響が出て来そうなのは、来週に入る頃からとなる見込みです。常に最新の台風情報を手に入れる様にして、台風の接近に注意を払っておく事が大事となって来そうです。