焼津市では、電柱にその場所の海抜がどのくらいかを記したステッカーを貼ることにした。
津波対策のためである。
先の大震災の後、自宅や会社の海抜を尋ねる電話が市役所に殺到したとのこと。
費用は、測量と併せて1,000本の電柱にステッカーを貼るのに1,200万円。
最近は、インターネットで行きたい場所を探したり、カーナビの利用も進んでいる。
また、さまざまな都市地図なども豊富に出版されている。
以上は、9月1日、NHKのラジオニュースで聞いたことだ。
私たちの会では、例会のたびに、コース図を作成している。
基本的に、国土地理院の2万5000分の1地形図を利用している。
この地図には、海抜が等高線で示されている。
地図の見方の基本的なことは学校で学習しているはずだ。
この地形図は1枚270円で安価だから手に入れやすい。
市内では、駅ビルのかもじや本店でのみ販売している。
古河市内は、海から100㎞も離れているから、津波の心配はないが、
海から近い地域の人は、まず地形図を手に入れて確認した方が良いと思う。
どちらの方向に避難するかが生死を分けたとの報道もあった。
いざというとき、自分の命は自分で守るという状況になるのが今回の地震の教訓だ。
地図を持って自分の町を日頃から歩いておき、家からどちらの方向に逃げたらよいか、
知っておいた方がよい。
各地の学校でも、地図の見方をより実際の利用に併せて教えておいて欲しい。
しかし、当会では地図をまったく見ないで歩く会員が多いことと、
例会に連れて行ってもらうという意識の会員が残念ながら多い。
せっかく地図に触れる環境を持っているのだから、
地図に慣れた会員に聞いたり、図書館などで地図を読むための本などを借りて、
地図を身近なものにして欲しいと思う。
改めて、例会での話や機関紙の記事を通して、地図の利用を訴えていきたいと思う。