悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

将棋の駒

2011-09-11 22:18:05 | 言葉

押し入れの片隅から小さな缶に入った将棋の駒が出てきた。
歩が5個と、香車が1個、代用品で補われている。
駒は、代用品も含めて使い古してあり、手垢に汚れている。
子どもの頃、この将棋の駒で、まわり将棋や、将棋崩し、
将棋倒しなどをして遊んだ覚えはあるが、本来の遊び方はしたことがない。
父に教わったこともないと思う。
代用品は、たぶんおもちゃの駒で、私に買い与えたものを充てていたのだと思う。

父は、何でも物持ちがよい。腕時計などは、私のお下がり(お上がり?)だった。
自分で買ったことは無いと言っていたような気がする。

これから先も将棋を覚える可能性はないと思うので、捨ててしまおうと思うが、
もう2週間ほど、部屋の片隅に置いてある。
父の遺品という意識があるわけではないが、どういう訳か躊躇している。

私も、身の回りの整理を意識するようになった。かなりの量のがらくたがあるので、
もし、これらが残された場合、子どもは迷惑だろうと思う。
面倒くさいので、整理を始めてはいないが、自分がすっきりするためでなく、
残された者が迷惑でない程度に整理しなくてはと、思うようになった。