悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

行事計画

2014-09-20 19:13:24 | ウォーキング

本日は当会の役員(幹事)会であった。来年度の行事計画を協議し、ほぼ確定した。
元気ウォークは、6月を除きすべて実施。つくば国際、鎌倉ウォーク、花桃ウォークを
例会扱いとして、例会回数は16回とした。4月の元気Wは総会ウォークを兼ねる。

いくつか紹介する。4月の笠間は500選認定とする。同じく4月、平日ウォークを実施。
5月には魅力の「小平グリーンロード」、一泊ウォークは、湯西川のホテル本陣の予定。
8月は奥多摩の鳩ノ巣渓谷ウォーク、10月には、前から考えていた谷津干潟を歩く。
七福神巡りは、「栗橋八福神」、2月には、横須賀ウォークを取り入れた。
横須賀は、面白いコースになると思う。3月には、水戸の観梅ウォーク。
紹介したのは一部ではあるが、以上のようなコースを選定した。
期日設定、交通機関、コースの詳細などを精査し、11月には確定したい。

また、1月に初の?役員研修を、協力員、役員を対象に実施する。

本日の手話通訳者は、私が手話を学んでいた頃、当時のろう協の役員の娘さん。
今にして思えば、無謀にも彼女の結婚式の通訳をしたのが、懐かしく思い出される。
もう1人は、三和で手話を学んでいた知り合いの男性。
長く、手話に関わっている貴重な存在。

会議などの手話通訳は、通常2人で対応する。今は、20分くらいで交代している。
昔は、長時間1人でやり、頸肩腕症候群などの職業病も問題となった。
私も、古河ボランティア協会で八代英太議員呼んだとき、1人で通訳を担当した。
1時間半くらい1人で通訳し、終わったあと、めまいがしたのを覚えている。
手話通訳者は、動きは一見それほど激しくないが、通訳にあたっては集中と緊張が強く、
かなりの疲労を覚えるので、交代制が定着した。

唯一聴覚障害を持つ役員のOさんは、手話通訳を通してどれくらい会議に参加できたか。
会議では、早口、同時に複数の発声、通訳者が知らない言葉をどう補完するかなどなど、
上手な通訳でも苦労する場面が多々ある。
発言に当たっては、ゆっくり話す、発言は1人ずつの原則を守ってほしい。
また、書類を見ながら通訳も見るので、会議に完全に参加するのは困難が伴う。
そばにいる人は、必要に応じ、会議の状況を本人に伝えるべく配慮が必要である。
別に難しくはない。発言が始まっているのに、Oさんが下を向いていたら、教える。
書類のどこが話題になっているのか、指さしで教える、くらいである。

聞こえない人が安心して参加できるウォーキングクラブであろうとする姿勢は、
聞こえる新入会員にも優しく対応する姿勢に繋がると思う。~ガンバ p(^^)q 


朝日新聞

2014-09-19 17:43:05 | 雑記

新聞の購読者は、自分の意見に近いものを取る。複数紙をとる人もいるが、多くは1紙だ。
皇室讚美、現政権支持的な新聞は肌に合わないので、食堂など以外で読んだことはない。

逆に言えば、私たちは新聞に役割期待を持っている。朝日はこれを先取りし、ある意味で、
そのような購読者追従地獄にはからずも陥ってしまったのではないか。
他紙とは違う姿勢であっただけに、編集者、記者がそこに落ち込んだ可能性もある。
事実に反する報道は認められないが、幅広い地点から見れば、再生を期待したい。
これだけ、地に落ちてみれば、再生は間近いと思うが、逆の動きにすり寄ってほしくない。
これまでの姿勢は維持しつつ、事実から目を逸らさないで再生を図ってほしい。
朝日が政権に手心を加えたり、曖昧な立場をとるようになったら、見限るかもしれない。
そうなると読む新聞がなくなってしまう。
「産経」も「赤旗」も読んだが、党の広告塔のような紙面構成なので購読の選択外だ。


事務局の仕事

2014-09-18 21:59:39 | ウォーキング

当会で加入している傷害保険について、JWA、保険業者に問い合わせをした。
手続き関係書類に記載のない点について何点か担当者に聞いた。
①保険料は、年間500円であるが、途中入会者の取り扱いはいかがか?
基本的に年間500円としか決められていないが、単会の取り決めに従うとのこと。
当該会が保険料を2期に分けており、例えば4~9月は500円、
10月~3月は250円と定めていれば、その金額を送ればよい。
当会の場合、入会月により、月割りで保険料を算出している。その対応で良いとのこと。
単会の対応に任せるという点に疑問を感じるが、当会ではこれまで通りの対応とした。

②事故時の対応として、事故報告は誰がするのかという点
他協会の参加者は、その会で保険料を払っているので、保険料相当分はいただかない。
ということは、手続きもその会でしてもらうというのが原則かと、長い間思っていた。
本日の返答でわかったことは、事故の把握は主催者からの証明がもっとも確実なので、
基本的に主催者が事故報告をする。そう言われてみれば、わかりやすい話であった。
それだけに、主催者の受付業務も大切な仕事であると、再確認した。また逆に、
会員が他協会の例会に参加した場合、事故対応も含め、いろいろと世話になる。
その点についての感謝も、当たり前のことではあるが、再確認しておきたいと思った。

③参加者が、どの保険に加入しているのか、無加入なのかの確認
全国的にさまざまな形態があるそうである。
ほとんどの会員がJWAの傷害福祉制度に加入している場合。
別保険に参加している場合、など。同保険に参加していれば問題がないが、
そうでない場合、対応が異なってくる。
他協会の例会に参加していても、自会の保険が使えるのか、使えないのか。
という問題も確認しておく必要がでてくる。

滅多にないことではあるが、今年から熱中症や心筋梗塞なども対象となり、
該当者が増える可能性がある。手落ちのないように調べておきたい。 



 


マイナスのレビューで本を買う

2014-09-17 17:19:15 | 読書

長岡弘樹は、人気の「教場」を書いた人だった。
先に書いた「陽だまりの偽り」とともに「傍聞き」という題名にも惹かれ読んだ。
いずれの短編も良くできた中身であり、十分楽しめた。次を読みたいと思い、
次に読もうと思った「線の波紋」をネットで調べたところ、さんざんなレビュー。
少々がっかりし、迷っていたが、図書館には置いてないので、購入することに。
中古品で1円。送料257円。計258円。今日明日には届く。
ネットのレビューを見て、購入を控えることはけっこうある。
その品物の、マイナス面が書かれているので購入の参考にはなる。
電気製品などで、何点か購入を止めたことがある。
しかし、2冊読んでみて、たいへん気に入った作家なので、一通り読んでみたくなった。

小説にしても、家電やはたまた人にしても完璧を求めることには無理がある。
良い面も、悪い面も物の一面でしかないだろう。
池波正太郎は作品の中で、
“ 人は良いことをしながら悪いことをし、悪いことをしながら良いことをする”と、
鬼平や小兵衛にあちこちで言わせている。
人間は一面では判断できないものであり、多くの人は両方を抱えつつ、生きている~
という主張だろう。


ちばレポ

2014-09-16 18:59:47 | 雑記

スマートフォンを使い、市内の改善を要すると思われる場所を写真に撮って、
行政(関係部局)に送る。こんな情報収集アプリが開発された。
アプリはもちろん無料で提供される。
落書き、道路の破損、その他危険、美観の点で改善を要する場所を市民が報告する。
これまで、これらの苦情は電話だと平均して15分くらいかかったそうだ。このアプリだと、
写真3枚が送れる。写真から位置情報を抽出できるので、どこ?というのも確定できる。
これまでのいわゆる市民からの苦情は、個人的な感情も加えて報告されるので、
トラブルに繋がることもある。担当部局は、歓迎しているそうだ。

しかし、利用者がルールなりマナーを守らないと、要らざる混乱を招く虞もあると心配だ。
例えば、投稿者が個人的に気に入らない事象を、個人情報まで明示して投稿するなど。
受け手が行政なので個人情報は一応守られるが、行政部局に一般企業も参入している。
個人情報の保護は、善意に頼るしかないのが現状だ。
ネットによる情報の拡大の利便は、いくつもの峠を越えないと定着しないだろう。


秋来たる

2014-09-15 17:32:36 | 食べ物

野菜の値段が下がらないので、それでなくても少ないレパートリーは余計に窮屈になる。
昨日、厚揚げの煮物をしようと思ったが、ほうれん草が高すぎると買ってもらえなかった?
昼は、インゲンの冷凍があったのでごま和えにし、目玉焼き1個と、ミニハンバーグ、
私は食べない鶏肉と野菜炒めでごまかす。ぬか漬けはかき回すだけで中身はない。

夕方、厚揚げの煮物にしたいので、椎茸とほうれん草を買いに行った。ほうれん草は、
1/2で間に合うのでそれを購入。いつもの倍の値段だった。
あまり好きでない絹豆腐があるので、ナメコを買ってくる。これくらいしか使い道がない。
あのぐずぐずと崩れる豆腐はどうもいただけない。好みだろうが木綿豆腐が良い。
料理の材料としても幅広く使える。他に麻婆豆腐用の花椒を買う。
ぬか漬けようにちびただいこんを購入。キュウリは冷蔵庫に2~3本ある。
料理酒も買うのを忘れたので、コンビニで飲用にもなる「呑」を、出直して買いに行く。

そろそろけんちん汁の季節だ。昨年、母の真似をしてみたらそこそこの味だったので、
今年は堂々と大鍋でやってみようかと思う。
来週は、息子夫婦が孫を連れて三日間いるので、大鍋でたっぷりと作ろう。 
けんちん汁は、材料を刻むのが面倒なので、息子の嫁さんに手伝わせれば楽になる。
 


街角美術館にて

2014-09-14 20:49:58 | 雑記

市内の絵画展に行った。4人の会員が訪れ、休憩室では歩きの話題で盛り上がった。
絵だけではなく、裁縫、太極拳などなど、会員には多彩な能力を生かしている人がいる。
私はというと、芸術分野では何もない。
強いていえば、褒めて育てろ式の餌食になって、中学生の時さらりと評価されたくらいだ。
だから、絵など描く気にもなれない。字と同じで、「恥」くらいしかかけないと諦めている。
それでも、描ければ良いなと思うことがある。

当会には聴覚障害者が多いので、2010年7月の例会から手話講座を実施している。
今年5月の例会には私が参加できなかったので、絵入りのテキストを作成した。
例会時に5~6の単語を練習しても、覚えるのは難しいと思っていた。
それでも、少しでも手話に触れることに意味があると思い続けてきた。
絵入りテキストは、好評?だったので、翌月から継続して作成している。
問題はこのテキストに入れるイラストだ。パソコンや手話単語帳からコピーしているが、
著作権の問題があり、できれば自作したいが無理な話。
余裕があれば、単語が決まったら会員に連絡し、イラストを描いてもらう方法がある。
しかし、かなり手間取ることがわかるので、なかなか踏みだせない。
絵がうまく描ければ良いのだが。

能ある鷹は爪を隠さないでほしい
能ある雀は米粒を拾う技を生かしてほしい 


『陽だまりの偽り』

2014-09-13 21:24:47 | 介護?

1年以上前に買ったものだが、忘れていた短編集の文庫を2冊見つけ、読んでみた。
私の母への対応をやんわりと指摘してくれたような一編だった。

元校長で町内会長も務めている主人公は、ひどい物忘れを自覚している。
同居の嫁に「何をしていました」と問われ、書の練習をしていたことを思い出せず、
「盆栽の手入れ」と答える。
不安ながらも、まだ強度の物忘れは気づかれていないと思っている。

毎月の用事である、孫への現金書留郵送を嫁に頼まれ、郵便局に向かった。
途中で紛失に気がついたが、どこで紛失したのか思い出せなかった。
近辺で起こっているひったくりのせいにして、ポーチを盗られたと、交番に届け出た。
対応したのは、再就職した高齢の「交番相談員」。
曖昧な受け答えを続けたので、疑われたような不安があった。

家に帰ってから、途中で立ち小便をしたことを思い出し、その場所に行ってみた。
そこにポーチはあったが、封が切られており、中には白紙の便せんと摸造札5枚。
誰かがポーチに気がつき開けてみたが、現金ではないので置いていったらしい。

立ち小便をしていたとき、隣の家の2階から、痴呆で知られている女性に見られていた。
この女性は、痴呆が進み、家の2階に閉じ込められているそうだ。 

嫁に事情を話し、交番相談員にも謝ろうと歩いていると、ひったくりに遭いケガをした。

入院した病室に、嫁が着替えを持ってきた。ひったくりは高校生で、捕まったと告げる。
ポーチのストラップに手を通していたので、引きずられたが、少年に「呆け」と言われ、
必死で抵抗した。そのため、間もなく少年は近所を歩いていた通行人に捕らえられ、
警察に連れて行かれたとわかった。

嫁の帰り際、中身がお金でなかったことを告げると、「分かってしまいましたか」と言い、
「ごめんなさい」と謝った。1年前から、同じ内容だったと。
嫁はだいぶ前から、義父の症状を分かっていたが、役割を与えることで対応していた。

主人公が医師の問診を受けているとき、「交通相談員」が来て、嫁に伝えていった。
「わたしも年だから、今日の午前中にあったことさえ忘れてしまいました」と。

主人公も、「盆栽の手入れ」はとっさの嘘だった、書の練習だったと告げる。

嫁は、「良かった」、年賀状の宛名書きが頼める…と

オーヘンリーの短編集のような味わいで、心地よい読後感であった。

-長岡弘樹著『陽だまりの偽り』を読んで- 








 


間宮林蔵

2014-09-12 21:11:41 | 読書

吉村昭の「間宮林蔵」を読んでいる。間もなく読了する。

先に少し報告したが、伊能図の北海道部分は最終的に間宮林蔵の測量が採用された。
間宮林蔵は間宮海峡の発見者として知っていたが、詳しいことはほとんど知らなかった。
茨城県つくばみらい市(旧伊奈町)に「間宮林蔵記念館」があり、1度行ったことがある。
加えて、シーボルト事件に絡み、伊能忠敬の先生の息子を訴えたと、嫌われている。
その経過を知ってみると、少々違うことがわかるが、結果的にすっきりしない部分はある。
農民出身の林蔵は能力があり、武士身分にまで出世しているし、上昇志向はあったようだ。
その間、かなりかなり生真面目に身を処してきた結果、シーボルト事件に絡んでしまった。
樺太探検には、生死をかけるような苦労をしているし、伊能忠敬から教えを受け、
測量技術も積極的に身につけている。
単純に隠密だったからと、嫌う理由はないのではないかと、思うようになった。

樺太の探検で名を馳せ、尊敬の目で見られていたが、まもなく知人を売った張本人として、
冷たい視線を浴びせられるようになった。

子どもの頃、河川改修工事に意見を述べ、武士にその能力を見いだされた林蔵であったが、
自分の能力への過信が、晩年の不幸へと導いてしまったようにも思える。

間宮林蔵について、もっと知りたいと思うようになった。 


ボランティア考

2014-09-11 21:16:29 | バリアフリー

テレビニュースで、「被災地ボランティアをしてコンサートに行こう」を報じていた。
被災地のボランティアをすると、チケットがもらえるそうだ。コンサートには、
内外の有名歌手が参加していた。これもボランティアなのだろう。
面白い試みだと思った。

しかしこれは、有償ボランティアとはまったく違うと思う。
交通費など実費をもらって行なうものから、安い値段で労力を提供するものまで、
「有償ボランティア」として、活動しているものもある。ボランティアは、
語源からいえば、「自らの意思で率先して行なう活動」という側面があり、
無償で行なうことが多い。ボランティアは、活動の中で発見した問題点を、
行政や社会に訴える役割もあった。

家庭奉仕員(旧ヘルパー)派遣制度は、利用者は無料で利用できた。
ヘルパーは、主に行政に雇用されていたうえ、労力の提供という側面が強かったので、
有料化には比較的簡単に移行した。

一方、旧手話奉仕員派遣制度は、ボランティアの側面が強く、全国的な反対運動により、
有料化は遅れ、その後のあり方は様々な形態をとっている。
聞こえる人はあたりまえのように、聞いて情報を得ている。当然費用はかからない。
聴覚障害者が、情報を得るために手話通訳を利用するとき、どうして有料なのか。
当然の知る権利を遂行するのに、費用を払わなくてはならないのか。
手話通訳に要する費用は、社会的費用として、利用者は無料であるべきだと訴えた。

東京などでは、必要なときは連絡すればすぐに通訳の派遣を受けられる。
茨城県(古河市でも)では、数日前にファックス等で福祉事務所に依頼し、
水戸のセンターから派遣を受ける。通訳者は、近隣に居住している者が選ばれるが、
緊急の場合は対応できない。緊急避難的に、知り合いの通訳に連絡し来てもらい、
あとで通訳が派遣依頼を受けたと報告する方法はあるが、あくまでも例外である。

古河では利用者は無料で利用できるので、この点は優れていると思う。

行政手続きや通院は無料、結婚式への出席は有料という自治体もあるらしい。
これなどはいかがなものか?
結婚式への出席は、超個人的な用事だから費用負担するということらしい。
変な理屈だと思うのだが。

例えば、ろう者だけの結婚式に聞こえる人が少数人数で参加する場合、
読み取り通訳の費用を請求された場合、当然だと思えるだろうか。