南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

真夏の感動

2007-08-26 21:40:57 | Weblog
ユーミンのコンサートに行ってきた。 
題して『TOTO 90th anniversary ユーミンスペクタクル シャングリラⅢ~ドルフィンの夢~』
この夏最大の話題を集めているコンサートであるが、ソウルドアウトであったチケットが手に入り福岡公演を観ることが出来た。 
噂には聞いていたが「シャングリラ」がこれほど凄いコンサートであるとは思わなかった。 
ユーミンのコンサートは今までに何度も観てきたが、開いた口がふさがらずに見入ってしまったのは今回が初めてである。 
基本的にはユーミンのコンサートではあるが、ロシアのサーカスと世界一のシンクロナイズドスイミングが融合した夢のスペクタルショー仕立てになっている。 
会場のど真ん中には巨大プール、いやステージ、やっぱりプール、これがいくら目を凝らしてみてもその仕組みが分からない。 
そして天井には未知との遭遇を思わせる、これまた巨大UFOみたいな物体。 
時にはピアノを弾いて歌うユーミンをそのまま吸い上げてしまい、時には何人ものダンサーが降りてくるし、ミラーボールは出てくるし、まるでドラエモンの引き出しUFOである。 
誰が考えても今回のシャングリラ、天井に楽屋があるとしか考えられない。 
現に吸い上げられたユーミンが違う衣装で螺旋階段から登場するのだ。 
しかし何と言ってもあのプールはいったいどうなってんの!
水の底からシンクロの女性たちは登場し、そのまま水の中に消えて行く。 
ちょいと油断しているスキにそのプールが普通のステージになったかと思うと、浅瀬の水たまりになったかと思い、今度は中央からステージが盛り上がり、噴水の乱舞、そして炎が飛び出し、極めつけは花火。 
もう何がどうなってるんだか考えるだけ無意味に思えて、このスペクタクルショーに酔いしれることにした。 
コンサートの最後には全ての出演者全員の名前をかみもせず一気に紹介するところも別の意味で驚いた。 
もしかしたらイヤホンでモニターを聴きながら紹介していたとしても、あそこまで完璧にロシア人の名前を言えるのは並々ならぬ技である。
東京の方では追加公演も決まったそうであるが、まだ観ていない方は一見のコンサートであることは間違いない。 
開いた口がふさがらず、どんだけーと叫んでしまう感動は必ず約束できるはずである。